天上天下唯我独尊

2007年05月03日(木) 新しい腕時計

私の腕時計が壊れたので、新しいのを買って貰える事になった。

最近私は、自分の服を自分で選ばなくなってしまった。
というのも、客観的に自分を見る事が出来ないので、ついつい、いつも専属コーディネイターの主人に頼ってしまう。
その方が失敗が少ないし、というか殆ど失敗が無いので無駄な出費をせずに済むし、はっきり言って楽なのだ。自分で考えなくて済むから。
しかし時計の場合、私にも一応好みはある。
まず、デジタルは嫌。
革のベルトは汗をかくと下の皮膚がじっとりするので、これも嫌。
そして、文字盤の周囲をぐるりとブランドの文字が取り囲んでいるのも嫌。
(例:ブルガリ・ブルガリ。参照
あんまり、ブランドを前面に出しているものは好きではないのだ。
以前にも書いたがこっ恥ずかしいし、金を払ったこちらがわざわざ宣伝してやるのも癪である。

一応の方向性は決まったが、時計屋には売るほど時計があるだけの事はあって、色々なメーカーの色々な時計が置いてある。
わからん。
「ねえ、どんなのが似合うと思う?」
と、結局主人に訊く事になった。
「うーん……ファッション・ウォッチっていうの? 一寸洒落た、アクセサリー感覚の物がいいんじゃないの」
助言に従い、お洒落な時計を探して、お店のショーケースを覗き込む。
売り場を一周し、これとこれかなあ、と候補を絞った。
「じゃあ実際に着けてみたら? すみませーん」
といきなり店員さんを呼ぶ主人。そして尻込みする私。
私は、ふらふらとウィンドウ・ショッピングをしていて店員さんが来ると、途端に逃げるタイプなのだ。
一方の主人は、そんなのお構いなし。店員さんにあれこれ訊いた挙句、買う気にならなければ、「じゃあまた来ます」と言ってさっさと店を後に出来るタイプである。
すぐに来てくれた店員さんに、
「これとこれ、試してみたいんですが」
などと言って、ケースから出させている。
「他にも、、これなんて可愛いですよ〜」
とさり気無くオススメ商品も出して来る店員さん。
確かに可愛い。ウサギさんがプラプラしている。
着けてみて、私もホワ〜ンとしてしまった。
でもこの時計は駄目だわ……。
「可愛いけれど、シオンはウサギをどこかに引っ掛けて失くしそうだね」
主人も私と同じ事を考えたようだ。
「私もそう思う。ウサギさんが引っ掛かって、服に穴開けてキィ〜ってなりそうだし。うう、可愛いんだけどね〜」
結局選んだのは、3万ちょいの腕時計。
前のとは大分違うけれど、これはこれでいいかも。
お気に入りになりそう♪ダーリン有難う!


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