天上天下唯我独尊

2007年04月30日(月) いちごの日

私が初めてお笑いコンビ「南海キャンディーズ」を知ったのは、M1グランプリ決勝の生放送を見た時だった。
2004年の第4回大会か、翌年の第5回だったかは忘れた。
ちっとも面白くなかったので、多分、彼等が最下位だった2005年の大晦日だったのだろうと思う。

その片割れのしずちゃんこと、山崎静代。
彼女のどこが面白いのか、私にはよく解らないが、最近よくTVのCMなどで見かけるようになった。
別に嫌いではないので、ふーん、売れて来ているのかしらね、ぐらいに思っていた。
私の主人も、
「この子、最近よく出るようになったね」
と言ったが、続きが凄かった。
「そのうち、『いちごの日』みたいな事になるぞ」

解説しよう。
「いちごの日」とは筒井康隆の短編で、醜い女の子が小さい頃から「貴女はとっても可愛いのよ」と言われ続けて育ち、本人が完璧にその気になったところで、「ハイ、これは嘘でしたー。貴女は本当は不細工なんですよ!」と皆が笑うと言う壮大なビックリの、残酷物語である。

「このままでは、この子のために良くない。誰か彼女に現実をちゃんとしらせてやらないと」
と主人は言った。
うーん、確か彼女は、アイドル・オーディションに応募した事があると聞いた覚えがある。
主人の言う事も、もしかすると当たっているのかも……。
しかし彼の言う事だから、どこまで本気なのかは、誰も知らない。


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