2007年04月21日(土) |
ハンニバル・ライジング |
1991年「羊たちの沈黙」(あの衝撃を私は忘れない) 2001年「ハンニバル」(ジョディ・フォスター主演じゃなかったのが非常に不満だ) 2002年「レッド・ドラゴン」(1人で観る度胸は無いので、映画館に妹を付き合わせた。2人で肩寄せ合って恐怖に戦いたっけ) そして2007年、「ハンニバル・ライジング」。
TVの宣伝で見た時から、この映画は絶対映画館に観に行くと、心に決めていた。 私はレクター博士ファンという訳ではないのだが、このシリーズは好きなのだ。(主人に言わせれば、私は猟奇殺人ファンらしい。勿論私はそれを強く否定する) そしてそんな妻のために、貴重な休日なのに、興味も無い映画に付き合わされる亭主。 映画の感想は、以下の通り。 主人公が可哀相。 でも怖い。 あの美青年が歳を取っても、アンソニー・ホプキンズにはならんだろ。 しかも、レディ・ムラサキって何よ。(個人的には、マダム紫ならまだ許せるのだが) ハンニバル青年の亡き伯父の連れ合いというのが日本人と言う設定なのだが、これまた演じているのが何故か中国人。 (「サユリ」も中国人が演じていた。あの映画は観ていないし観る気も無いけれど。だって、芸者の衣装が何故舞妓さんなのだ?) そして映画の中で、秘密の小部屋にわけわからんお面をジャラジャラ天井からぶら下げて、 「これは先祖を祀る儀式なの」 と、鎧兜にお供え物をするレディ・ムラサキ。 ……。 まあこんな感じで、細かい所で突っ込みどころ満載。 日本人から見ると、とってもヘンな映画だった。 どうして欧米人は自分達の勝手なイメージで映画を作りたがるのだろう。 他国の文化をもっと尊重しろよ。
最後にハンニバルが正気を失う場面があるのだが、それを観たうちの主人曰く、 「でもさあ、そんなの最初からわかってる事だよね。だって、彼が生き延びたって事は、妹の人肉入りスープを飲んだって事でしょ。あそこまで頭の切れる人間が、あの男に指摘されるまで、何故そこに気付かない?」(←ネタバレにつき、見たい人は反転してどうぞ) ごめん、私も貴方に言われるまで、そこに気付かなかったよ。 やはり映画を観る時には、解説役が一緒だといいわあ。
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