喉が痛い。 部屋が乾燥していたかなあ、マスクして眠ればよかった〜と思っていたが、午後になってからどうにもだるい。 布団を敷いて寝た。
夜、目が覚めてトイレに起きると、丁度主人が帰って来た。 具合悪いから寝てたと言うと、 「僕も寒気がするんだよ、震えが止まらなくって」 「貴方もなの? 私達って、仲良しね♪」 「タミフル下さい。飛び降りますから」 ぶはあ。 やっと熱の下がった妹(多分こいつが犯人。何故なら私は昨日まで里帰りしており、妹は40℃の熱を出して実家で寝ていたのだから)は「タミフルでも飲んどけば〜?」と言って来たが、流石主人は違う。 この人の、こういうところが好きだ(笑)。 彼は続ける。 「飛び降りようとしたら、止めようとした妻をベランダから突き落としてしまったんです。1階のベランダから落ちた妻は、頭を強打して……」 何故そういう馬鹿な事が、次から次へと口から出て来るのだ、この人は。
「熱は?」 と彼に訊かれた。 「わかんない」 「計ってないの?」 「うん。だって、こないだ電池がなくなって、その後まだ買えてないもん」 「……」 だって、お店に置いてなかったんだよう。
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