2人とも手が利かないのでは仕方が無いので、私も何度か病院に行ってみた。 1回目は痛くない注射を打たれた。 これなら楽勝じゃん♪と思っていたが、待合室に戻ると、針を刺した場所が徐々に膨れて、痺れを伴う痛みが! 看護婦さんに訴えると、 「お薬が吸収されれば元に戻りますから、大丈夫ですよー」 と言われたが、痛みに弱い私には、泣きそうなほど痛かった。 勿論大人なので泣かなかったけれど! 2回目は痛い注射を打たれた。 実際は痛くはなかったのかも知れないが、ぶっとい注射器の中に、透明な液体が並々と入っていたので、視覚的に痛かったのだ。 それってホントに指示通りなの!? 医療ミスじゃないよね!? そんなに大量の液体を一度に入れたら死んじゃうよ、もっとゆっくり注入してよ!! と心の中で叫んでいたが、どうやら看護婦さんに私の声は届かなかったらしい。 「ハイ、終わりましたよー」 と絆創膏を貼られた後も、死ぬかも死ぬかもとヒィヒィ心の中で泣いていたのだった。
この歳になっても、注射って怖いわ……。 小さい頃はしょっちゅう点滴受けていたし、献血も大好きなんだけれど、刺す瞬間に痛みの全てが決まるからねえ。 因みに主人も、子供の頃から、注射・点滴には日常的に世話になっていたらしい。 そして、1度も注射で泣いた事がないと言う。 何故なら、注射をすると、体調が良くなる事を知っていたから。 注射の痛みより、具合の悪さの方が耐え難いんだと。 子供の頃、おしりにぶっとい注射をされて泣き喚いた私の負けである。
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