「のだめカンタービレ」を観ていたら、今日はラフマニノフのピアノ協奏曲第2番が出て来た。 いいよねー、これは。大好きだ。 友人なんて、これの総譜を買ってピアノパートを練習し、持っているCDに合わせて弾いて、ソリスト気分を味わっているほどだ。 (私もやってみたいが、残念ながらこれを弾けるほどの技術を持ち合わせていない) 「やっぱりラフマンはいいねえ」 と私が浸っているのに、 「この曲知らなーい」 とダーリン……何故だ、私よりずっと音楽に詳しいくせに。 「だってピアノには興味ないもーん」 だってさ! 詰まらん男よのう。
本物の音大生は、こんなにおちゃらけて遊んでいないのかしら、と彼に訊いてみると、 「んな事は無い。プロになれない奴は幾ら頑張っても駄目だし、プロになれる奴は遊んでてもなる。それに人格や生き方と、その人の生み出す芸術は別のものだよ」 「なるほど、モーツァルトは従姉に『ウンコ』を連発した手紙を書いたと言うしね」 「そう。芸術家なんて、皆ウンコみたいなもんさ」 ……そうなのか?
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