2006年10月29日(日) |
「NHK>民放」の証明 |
10月3日「同和と差別」 10月22日「年下の男の子」を追加。
フィギュアスケート・アメリカ大会をTVでやっていた。 残念ながら男子は見逃してしまったが、女子の部は2晩連続で、ショート・プログラムとフリーを観た。 毎年グランプリ・シリーズはNHKで放送している筈なのに、何故か今年はTV朝日。 民放かあ……トイレタイム(CM)があるのはいいが、なんだかなあ。 と思ったら、やっぱり酷い番組だった。
まず、番組の構成が酷い。 出場順ではなく切り貼りして放送しているので、演技終了時の順位が滅茶苦茶。これでは視聴者は混乱してしまう。 過去の映像やインタビューなどが入る上、余計なコメンテーターも多過ぎ。 そして、実況が酷い。 他国の選手が滑っている時に、わざわざ日本選手の宣伝をする。演技者に対して失礼だろう。 見ているこちらは解説を聞きたいのに、それを邪魔するかのように、無駄話が多過ぎる。 解説の佐藤有香は慣れているのか、それでもそつなくかわしていたが、とても苛々した。 それと、技術的なものなら責めても仕方ないのかも知れないが、氷の音が音楽に被さってしまい、非常に煩わしく感じた。 もしも臨場感を出すためだけにあの音を入れるのなら、止めて欲しい。 フィギュアスケートはスポーツでもあるが、同時に芸術でもある。 音楽を邪魔するような小細工は、その芸術性を失わせてしまう。
自国選手を応援するのはいいが、TV朝日はやり過ぎだ。 これでは、浅田姉妹の宣伝番組である。 やはり、フィギュアの放送は民放には任せられない。 カナダ大会以降も全てTV朝日がやるらしいが、こんな番組作りをするようでは、是非手を引いて欲しい。
今回のアメリカ大会は、SPで2位だった安藤美姫が優勝を飾った。 浅田真央はSPで1位だったが、私は安藤選手の方が良かったと思う。 浅田選手は完璧だったが、安藤選手の力強さの方に、私は魅力を感じた。 トリノは酷かったが、よく頑張って上がって来たと思う。 健闘を讃える。
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