街に出た序でに、主人の好物をお土産に買った。 中に日本酒が入っている飴である。 和風ウィスキー・ボンボンみたいなものか。 アルコールを受け付けない体質の癖に、何故こんな物を好むのか、不思議である。 それでいて、お酒が嫌いな訳では決してなく、本人曰く、 「ああ、お酒の飲める体に生まれていたら、きっと今頃飲み過ぎて肝臓を壊していただろうなあ。下手すると、もう死んでいるかも知れない」 だそうで。 良かったね、飲めない体質で。
仕事から帰った主人は、お菓子を見て大層喜んだ。 夕食後、PCで遊びながらもちょこちょこ食べていたようで、寝る頃には 「ぷは〜。美味しくて食べ過ぎちゃった」 と言って、顔を赤くしていた……バカ? しかしごみ箱を覗いてみると、ほんの数個分の包み紙しか無い。 どうやら彼にとっては、3個が限度らしい。 食べ過ぎ防止に、肝油みたいに配給制にするか……。
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