天上天下唯我独尊

2006年09月25日(月) 秋色の服

休日、ダーリンと駅ビルに行った。
私の誕生日前後にコンサートがあるというので、誕生日プレゼントとして券を買いに出かけたのだが、ホールでも百貨店の売り場でも、良い席はもう無かったのだ。
駅の売り場で中ほどの席を買い、昼食を摂り、時間があったので駅ビルをふらふらする事に。
「そう言えば、最近シオンに服を買ってあげていなかったなあ。何か買ってもいいよ」
とダーリンは言ってくれたが、殆ど家で過ごすため、新しい服なんて勿体無いと私は思っていた。
しかし、運命の出会いが。
可愛い服だなあとマネキンの前で足を止めると、売り子さんに声をかけられてしまった。
「試着してみませんか」
色はドンピシャ、先日のカラー診断でOKを出された煉瓦色と深緑である。
ダーリンも
「その服ならいいと思うよ」
と言ったばかりではなく、服の飾りの模様を見て、
「いいじゃん、これ、格好いいよ!」
と大層お気に入りの様子……そうか、格好いいのか。
私は変な模様〜と思ったのだが。
やはりその辺の感性は違うようで、その事を改めて再認識したのだった。
試着してみると、やっぱり私によく似合う。
「ああ、やっぱりいいねえそれ」
買っても良いとお許しが出た上、暑くてじんわり汗をかいてしまったので、2着とも買って貰ってしまった。
着るのはタダだしなと思っていたのに、全然タダじゃなかったな。
「ありがと、今度は貴方のお洋服を買いましょうね」
と言ったが、彼は
「ううん、イラナイ。仕事は背広だし、家では部屋着でいいもん。それに、僕は自分の服には興味無いんだよなー」
なのだそうで……いいのかそれで。
矢鱈と自分をプロデュースしたがる男も嫌だけれどな。
でもうちの亭主は、ちゃんと奥さんの事を見ている良い亭主だ。

お会計を見て吃驚。
2万円超えてしまった……ヒィ。
勧められるままにスカートまで買わなくて良かったわあ。


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