天上天下唯我独尊

2006年04月10日(月) 教育格差の奥にある問題

関連記事という事もあって、3月8日分「格差社会」をアップしました。

夕方のニュースの特集を見ていたら、生活保護世帯が増えているという話をやっていた。
具体例として取り上げられたのは、離婚母子家庭2組。
1組目の母親は、
「子供を大学に行かせるために、私立中学に入れたい。しかしお金が無くて塾に通えない」
と言っていたが、まず部屋を片付けろよ。
そんなだから亭主にも逃げられるんだよ。
ごみの中で暮らしてて、幸運が舞い降りるとでも思ってんのか?
大抵の霊能者は、「部屋を綺麗にしなさい」と言う。雑霊が寄って来るからだ。
風水でも運気が下がると言うが、同じ事だ。
この家の子供は、将来、小学校の先生になりたいという。
夢や目標があるのは良い事だ。頑張れ。
でもな、塾に行かなくたって勉強は出来る。と思う。
そう思うのは、塾や家庭教師というものが存在しない田舎で私が育ったからだろうか。

2組目の母親は、26歳にして4児の母。
それはそれで大変だろうと思うが、生活が苦しいと言いながら煙草喫うなよ。取り敢えずお前の煙草代を教育費に宛てろ。
この母親は、子供を大学に行かせようとは思わない、子供の好きにしたらいいと言う。
それは賛成だ。
しかし、小学生のうちから「行きたくなかったら学校さぼってもOK」という考えは如何なものかと。
餓鬼のうちからさぼり癖を付けたら、将来「行きたくないから仕事さぼってもOK」な大人になるぞ。

他にも色々なパターンがあるのだろうが、財政を圧迫しつつある生活保護制度には問題があると私は思う。
特に今回紹介されていた2組の親子、彼等は離婚母子家庭である。
子供を抱えて大変だという彼らの主張は解るが、では何故離婚したのだ。
そもそも離婚するぐらいなら何故結婚したのだ。
結婚は当事者2人の問題とよく言うが(尤も私はこれには賛成しかねる。親兄弟を含んだ問題だと思うからだ)、離婚は2人だけの問題では済まされない。特に子供がいる場合は。
離婚しても生活保護があるから安心♪とでも思っているのか?
社会福祉の増大は、甘えた考えの人間をも増やしてしまう。

嘗てのアメリカの財政赤字の原因は、福祉費の増大にもあったと言われている。
そして、あの国は矢鱈と裁判が多い。それも原因の1つと言われている。
先月遊びに行った時、米寿になる大叔母が溜め息を吐いた。
「今の日本人はどうしちゃったのかねえ。『仕方ない』という言葉を知らず、何でもかんでも裁判にかけようとする人が多過ぎる」
と。
割り箸事件にしろ、ごみ収集車事件や花壇事件にしろ、親の責任だろと思うようなものまで裁判沙汰にして、他人の責任にしようという頭のおかしな連中が増えている。
今の日本は、アメリカと同じ道を歩んでいるとしか思えない。
何でもアメリカに倣えというのでは駄目なのだ。


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