テレビ朝日系列が狙った、松本清張原作・米倉涼子主演ドラマでの2匹目のどぜうは、果たして獲れたのかどうか。 視聴者からすると、いまいちだったように思う。
むかーしNHKのドラマでやっていた「けものみち」。 当時は子供だったのでリアルタイムでは観られなかった。 数年前に再放送をしていたが、それもちゃんと観ていない……惜しい事をした。 原作もまだ読んでいないので、どれだけいじったか知らないが、主演の米倉涼子に遠慮してなのか、どうにもファッショナブル過ぎる。 米倉は番組宣伝で、今回のドラマでは主婦役にも挑戦したとか言っていたが、あんな主婦いねーよ(笑)。 全然生活感が無いし、夫が脳梗塞で半身不随になるには若過ぎるんじゃ……どんな不摂生したらあの歳で倒れるのさ。 無名塾出身の若村麻由美と共演して、米倉の演技力の低さが露呈されたようなドラマだった。 終わり方が半端なのは、「黒革の手帖」のように土曜ワイド劇場に繋げるつもりなのか? 尤も「黒革の手帖」は本編は良かったものの、土曜ワイドで視聴者をがっかりさせてくれた訳だが。 セットは矢鱈豪華だった割に、突っ込みどころの多いドラマになってしまって残念である。
|