天上天下唯我独尊

2006年01月01日(日) 美輪の呪い

子供の頃は、大晦日からお正月を迎えるというのは一大イベントだったのに、特に感慨が沸かなくなってしまったのはいつからだろう。
大人になって、夜更かしというものが当たり前の日々を送っているからなのか、それとも年末の大掃除や年賀状書きや御節料理作りなどの新年を迎えるための準備を怠ったからなのか。
言わせて貰うと、北国で年末に大掃除を行うのは、気候的にかなり厳しい。
寒過ぎて、窓を全開にしてはたきをかけようなんて気になれないのだ。
年賀状は一応書いて出したが、30日に慌てて2人で写真を撮り、年賀葉書に宛名と一緒に印刷して投函するだけ。
御節もスーパーで買えるし、随分楽になったものだ。
それに、お年玉を楽しみにする年齢ではないというのもあるかも知れない。

元旦は殆ど寝て過ごした。
一年の計がこれでいいのか?
しかも、夕方から酷い頭痛に見舞われ、我慢して裁縫に取り掛かったら、裁断を失敗……。
やはり、具合の悪い時に裁縫はいけなかったか。
薬を飲んで少し横になったら1時間ほどで回復した。
我慢せずにさっさと服薬すべきであった。

夜のTVは「細木数子が緊急大予言アナタの将来を幸せにするスペシャル」。
しかし、テレビ朝日がホリプロのタレントを集めて細木に占わせただけという、何ともお粗末な番組であった。
話があっちこっちに飛んでいて、見難いったらありゃしない。
多分、収録の途中で細木が駄々を捏ねたか細木が怒り出したか細木がアタシゃ帰るよ!と言い出したかで、放送出来る部分を何とか繋ぎ合わせたのではないだろうか。
周囲も細木に対しては腫れ物に触るような対応で、仕事とはいえ、見ていて司会者が気の毒になった。
そういやあびる優が出ていたが、いいのかテレビ朝日。
細木の言うところの「情緒欠如性」(何故か「じょうちょけつにょせい」と読むらしい)というものが犯罪者の特性として挙げられていて、つまり犯罪者には他人を思いやったり物事の因果関係を考える事が出来ないという性質の事らしいのだが、その話が出た時に殆どの視聴者が「お前の事だよ!」とあびるに突っ込んだに違いない。
どうせ彼女は和田アキ子が連れて来たんだろうが、これでもう禊が済んだつもりなのか?
視聴者は、煩くて品の無い馬鹿タレが消えてくれたと思ってホッとしていたのにさ。
あびる優が消えたのは、恐らく美輪明宏の呪いである。
ある番組であびるが美輪について、存在自体があり得な〜いだったか、格好があり得な〜いだったかと言い放ち、それを聞いた美輪は怒りでプルプル震えていたという。
それで美輪についてる観音様か何かが怒って彼女に罰を下したのだろうな、と私は勝手に解釈していたのだが、もう許しちゃうの?観音様。
ああいうのは表から抹殺してくれないと、世の中良くならないと思うのだが。


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