天上天下唯我独尊

2005年12月26日(月) 庄内事情

日本海の荒れ方は半端ではない。
太平洋とはやはり違う。
ピアノをやっている友人が大学の先生から貰った曲は、ブラームスのラプソディー2番だった。
1番が良かったのに……と友人は思ったのだが、先生には、
「あなたには、日本海の荒波のようなこの曲が似合うわ」
と言われたのだとか。
勿論彼女は日本海側の出身だった。

25日夜、JRの特急「いなほ」が引っ繰り返った。
私も乗った事がある電車だし、今回の事故には驚いたが、余目と立川が合併して「庄内町」を名乗っていた事にも驚いた。
しかしネットで「庄内町」を検索してみると、大分県の庄内町(現在は由布市)がまずヒットする。
そりゃあの辺りは庄内地方と言うけれど、何故そんな紛らわしい名前にした?余目&立川よ。

ワイドショーを聞いていて笑ったのは、「余目」を「よめ」と読んだ馬鹿者がいた事。
すぐに「あまるめ」と訂正が入ったが、イントネーションが違う。
平坦に読んではいけない。アクセントは「ま」。
リピート・アフター・ミー。あるめ。

怪我人は、酒田にある山形県立日本海病院に運ばれたという。
何故「日本海病院」?
日本海なんて北海道から沖縄まであるのに、何故山形県だけ独り占めしているような名前にしたのか。
TVで見たところ新しそうな、随分立派な病院だったが、採算取れてんのか山形県。
因みに酒田の少し南にある鶴岡には、市立庄内病院がある。
日本海病院に対抗したのか、これまた立派な建物らしい。
数年前に場所を変えて建て直したらしいが、現在の場所と言うのが元々沼地だった所だとかで、大金をかけて建てたとてもいずれ沈むから止めろと専門家に言われたという曰く付きの場所だ。
それでも市議会では殆どが賛成で可決してしまったんだとか。
きっと土建屋と裏で繋がってんだな、というのは想像に難くない。
国でも地方自治体でも、ハコモノを作れば豊かになる人が多いらしい。
そしてその人達は、作られた物がどれぐらい持つかという事には関心が無いという所も共通しているようだ。


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