天上天下唯我独尊

2005年11月12日(土) 朝見の儀

紀宮清子様がご結婚を前に、天皇皇后両陛下にご挨拶をなさった。

清子内親王殿下:謝恩の辞(天皇陛下へ)
今日こんにちまでの長い間、深いご慈愛の中でお育て頂きました事を、心より有り難く存じます。ここに、謹みて御礼申し上げます」
天皇陛下のおことば
「この度の結婚は誠に喜ばしく、心からお祝いします。内親王としてその務めを立派に果たし、また、家族を優しく支えて来た事を、深く感謝しています。結婚の上は、これまでの生活の中で培って来たものを更に育み、2人で力を合わせて楽しい家庭を築き、社会人としての務めを果たして行くよう願っています。2人の幸せを祈ります」

清子内親王殿下:謝恩の辞(皇后陛下へ)
今日こんにちまでの長い間、深いご慈愛の中にお育て頂きました事を、心より有り難く存じます。ここに、謹みて御礼を申し上げます」
皇后陛下のおことば
「この度はおめでとう。これまで内親王として、また、家族の一員として、本当によく尽くしてくれました。どうか新しい生活においても、家庭を大切にしつつ、社会の良き一員となって行かれますように。お2人の健康と、幾久しい幸せを祈ります」

予め決められた台本の台詞なのだろうが、皇室にはこういうきちんとしたものがあるのだなあと感心した。
ドラマなどでは庶民の家でも、嫁ぐ日の朝には、花嫁衣裳に身を包んだ娘がきちんと両手をついて、
「お父さん、お母さん、今まで有難うございました」
と挨拶をする場面が出て来る。
しかし私は、それをしなかった。
実家から遠くに嫁いだので、引っ越しの支度にいつも通りぎりぎりまで時間がかかり、
「じゃあねっ」
と家を出て来たのだった……。
主人にその話をすると、
「まあシオンはそうだろうな。目に浮かぶよ」
と溜め息を吐かれた。
まあ実際に時間があったとしても、私は絶対に言わないがな、そんな照れくさい台詞は。


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