最近、日本語の特集番組が多いような気がする。 特に番組改編のこの時期、特別番組が。
私は国語が得意教科で、特に漢字が好きだった。 (因みに同じ国語でも、古文はさっぱり……。漢字なら意味を推測出来るが、平仮名じゃあ覚えないと意味が通じない。つまり、日頃の勉強をしていなかったという事である) だから、この手の番組は好きである。 但し「ジャポニカ・ロゴス」は駄目だ。 あれに出て来る金田一秀穂先生は、血統は素晴らしいものの、国語学者としてどうなんだろうと疑問に思ってしまう。 言葉は時代と共に変遷して来た。 しかし情報化が進んだ現代においては、その速度が益々加速してしまう虞がある。 つまり厳密に正しい遣い方をしないと、誤った遣い方が蔓延り、それがいずれ「正しい日本語」として定着してしまう。 国語学者としては、新しい言葉が生まれ古い言葉が廃れた方が、研究対象が広がるため、飯の種に事欠かないだろう。 しかしそれでは真に国民の教育のために良くないと私は思うのだ。
最近は、「発疹」を「はっしん」、「重複」を「じゅうふく」、「早急」を「そうきゅう」と読む人が多い。 特にタレントやレポーターによく見られ、彼等は慣用句の遣い方もおかしい。 まともな教育を受けなかったのだろうか。 やはり一定の国語力をクリアしない者は、TVに出してはいけない。 そういう思いを強くしていたので、この手の国語番組は大歓迎だ。 そして妻に付き合わされ、裏番組を見られない夫がここに1人……ごめんよダーリン。
私の成績は9割。 出演タレントと比べて上位には入っていたが、なかなか満点は取れない。むぅ。 トップを飾った某女性医師は、 「やっぱり私は頭がいい!」 と言っていたが、それは違う。 日本人なのだから、出来て当たり前なのだ。 出来なかった人々は、出来た者を賞賛するのではなく、自分が母国語を知らなかった事を恥じるべきだろう。
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