2005年06月15日(水) |
きみには勝てない!3 & 光の帝国 |
なんかもう、週に1回更新していればいい感じで、我ながら情けなく思うこと思うこと……。 インターネット自体は、やっているんですよね。 余所サマのサイトを見に行くのはもう、毎日のことでして。 なんで自分の更新が出来ないんだろう……とつらつら考えてみるに、どうもパソに向かって 何か書くことをしたくないのでは?…と思い至りました。 というのも、紙に向かって書き物をするのは、むしろ多くなっているからなのです。 サイトを立ち上げた頃は、夢中になってパソの前に座っていたものなのになあ〜。 気分の問題でしょう。今の自分のサイクルがこうなだけってことで。 マメな更新は当分ダメそうですが、そのかわりというか(書いちゃうとまた自分の首を 絞めそうなんだけど)読後コメントを少し更新出来るかも知れません。
嘘つきにならないように祈って下さい〜〜。
さて、15日のことを。 千葉県民の日で、小学校はお休み。 そんでもって、雨だったので、結構ぐうたらしてました。 唯一出かけた先は近くのセブンイレブン。 お弁当やお菓子を買ったけど、実はそれはついでで、ホントはセブン&ワイで頼んだ本を 受け取りに行ったのでした。
何を買ったかというと、穂波ゆきね(原作・高口里純)「きみには勝てない! 3」(完結)です。 もちろん、もう読んじゃいました。 楽しいですねえ〜。 全寮制男子校で、もちろんお約束のようにBLではあるけれど、これはコメディで、主人公、 ヒヨコ頭こと酉島雄飛(とりしま・ゆうひ)クンは可愛いし。 彼と、兄である教師のトリちゃん先生との、合っていそうで噛み合わない会話がいけて ますよねえ〜。 トリちゃんは、雄飛と筒井サンの仲を、どんな風に思っていたのかなあ。 疑わしいと思っていたのは確かだと思うんだけど(笑) 終わってしまったなんて、すごく残念です。 もっともっと読みたかったですよ〜。
さて、実はもう1冊読了本があります。 恩田陸「光の帝国 常野物語」。 今頃読んだの〜と思われる向きもおありでしょうね。私も結構、恩田作品読んでいるし。 今のところ、読んで外れたという経験はありません。 読み終わって「??」だった作品はあるけれど。 たぶん、ドラマになったあたりで引いてしまっていたのかもしれませんね。 タイトルが仰々しいのも、一因だったかも。 巻末の解説で久美沙織も書いていた、『(前略)だが、ひとは「既に何度か聞いたことのある」タイトルの本には、知らず知らずのうちに先入観を抱いてしまうものだ。手にとりもしない うちから、もうとっくに知っているような、わかったような気になってしまいがちなものなので ある。(後略)』というのが、まったくその通りでして。 素敵な連作でした。 どの話も気に入って、もっともっと読みたくなってしまうので、長さ的に物足りなく思うことが 多かったかな。 あとがきで著者が述べるように、もっと長い、常野の世界を読みたいと思います。 最初に乗っていたからか、「大きな引き出し」の春田一家の能力が好きです。 弟クン・光紀の大きな仕事が、また読めるといいな。 あと、ツル先生のエピソード、タイトルにもなっている「光の帝国」が切なかったですね。 涙が滲んできて困りました。 それだけに、最終話「国道を降りて…」が、別の意味でジワッと来ました。
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