日々是迷々之記
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2006年02月27日(月) バイクその後。そして恒例の

金曜日は朝からオイル交換をしようと思っていた。が、オイルをそそぐジャグが見あたらない。多分、家人がこないだオイル交換をしたときにどっかにしまったのだろう。相変わらずのマイペース野郎だ。ということで夕方バイク屋さんへ行ってきた。

するとオイルがちょびっとしか出なかった。600ccなはずなのだが大さじ1杯くらい。ガビーン!整備不良じゃん。でも前交換してから1000キロも乗ってないのになあと思った。ちょっと奮発してちょっと高いオイルを入れて貰った。すると今度はオイルが全部入らなかった。ドレインプラグを開けると白濁した嫌な色のオイルがどぼぼと出た。

何かが詰まっていて最初出なかったようだ。しかしオイルが白濁しているというのは水が入っているということであまりよくない。ああ、カブよすまんねぇとちょっと詫びた。機械はしゃべらないからこっちがちゃんと気をくばってあげなくてはいけない。

土日は新潟へスキー。土曜日は晴天で楽しく滑れたが日曜日は朝から雨。私はモチベーションを失い、待合室でずっと寝ていた。対して家人は雨の中びしょぬれになりながらガンガン滑っていた。「そんなに雪、悪くないで。」と言っていたがそういう問題ではなく、雨の中滑るのが嫌なのだ。雨でも滑ろうというモチベーションは一体どこからくるのだろうか。

そして今日月曜日は胃が痛かった。原因のほとんどは週末の飲み過ぎ食べ過ぎのせいだが、これから日常がはじまることも原因の一端だ。今日こそは親の病院に行かなくては。むちゃくちゃ気が重い。

案の定、「あんた何その帽子。」と私のニットキャップを指さして言った。半分死にかけているわりにケチをつけるのは一人前だなあと思った。「さぶいねん。」と私は一言。じゃあ、お金を払って帰るからと言うと、テレビカードを買ってきてという。テレビカードは4日有効で1000円。販売機が1000円札しか受け付けないので手持ちの2000円分だけ買って枕元に置いてきた。「あんた鶴見区に土地を200坪買ったんだってねぇ。」と言われた。どっからそんな話が出てくるのだ。買ってないよ。と一言言った。

これがいつまで続くのだろう。今65歳。あと20年生きてもおかしくない。生きている限り毎月こうやって足を運ぶことになるだろう。生活保護は却下された。

「夢をかなえよう〜♪」という歌詞の歌が待合室のテレビで延々と流れていたが、夢なんて見てもあんまり意味がないんじゃないかと思う。なんぼ月収1000万円、平和な家庭に外車に持ち家だろうが、親が倒れたら一気に負担が来る。つきあいのなかった親族がやってきて面倒の見方が悪いとののしられる。病院におむつは運ばないといけないわ、介護保険料は支払わなければならないわ、人を一人養うというのはとても重いことだ。正直父親が亡くなっていてくれているのでちょっとほっとしている。両方とも同じように倒れて入院していたらどっちも見なければならないからだ。

正直ブラックジャックのドクター・キリコ(安楽死専門の医者)が本当にいればいいと思う。いつか治ってまた自分で働いてという見込みがあるのなら別に入院していても構わないが、正直テレビを見ながら最後を待つだけと言う場合、なんかムダな気がする。

まあこんなことを考えているから「あんたは地獄に堕ちる!」などと母親の妹さんに言われるわけだが。私はもともといい人でも何でもないので天国か地獄かどっちかならまあ地獄の方に行くと思ってはいるのだが。

将来あの人は死んでしまうわけだが、その後の展開も容易に予想が付く。まず顔も見たこともなかったおじさん、おばさんたちが現れて、遺産の話になり(母親は祖母が死んだときに総取りしたらしい。)、何もないというと罵倒されるだろう。そして誰も悲しまない葬式をし、どっかに私が墓を買ってそこに遺骨を納めることになるだろう。そこで再び「あんたは情がない。」とかそういう話になって、ちょっと鬱が入ることだろう。

「まだ起こっていないことで悩むことはない。」というのは家人がよく言う言葉だ。確かにその通りでその場でどうにかしてもたいがいのことはどうにかなるようだ。

33年も生きてきたのに生き方がよくわからない。人生って一体。


nao-zo |MAIL

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