日々是迷々之記
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2006年02月18日(土) 哀愁の左えっち

今日、バイク屋の帰りにある信号で停車した。信号が赤だったので。それ自体は普通なのだが、ふと傍らにある看板を見てはっとした。

「左Hお断り。」

そこは右手に特殊な用途のホテル、左手に特殊な映画が3本立で上映している映画館。そこでお断りなんである、「左えっち」が。

これはどういうことなのだろうか。そもそも「左えっち」とは何なのだろう。私は軽く混乱してしまった。後ろのクルマに軽くホーンを鳴らされて我に返り、信号が青になったことに気が付いたくらいだ。

家に帰るまでずっとそのことを考えていた。左えっち、左えっち、それは物なのだろうか、状況なのだろうか。状況だったらそれはあまりよくない方向だ。えっちが左なのだから。いや、これは「左えっち」という物体が存在すると考えるべきだ。Hで始まる単語をいろいろ考えた。ホテル、ホモ牛乳、ホルモン焼、どうもある方向性を持ってしまう。ああいかん。

また信号で止まった。そして再びはっとした。そこのパチンコ屋の駐車場の誘導路の入り口に看板があったのだ。「ハイルーフ、左ハンドル車はご遠慮ください。」おおお!「左えっち」とは「左ハンドル」のことなのだ!

「そんなん、省略せんと書けよなぁ。」と思いっきり他人のせいにして、私は家路を急いだのであった。


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