日々是迷々之記
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| 2005年01月04日(火) |
年明けの実感もないままに |
いつものように青春18きっぷを使って愛知県に行き、帰ってきた。残りはあと1枚。今月の20日まで使えるのでどっか行きたいものである。
19日からはスキー三昧の日々だった。途中2泊を除いて全て車中泊。うちのクルマはただのステーションワゴンなので、寝るときは要らない物を巨大なベランダストッカー(ガーデニングのホースとか、肥料なんかをしまう大きなプラスチックのケース)に入れて車外に放り出す。スキーとストックは、屋根の上のジェットパックに入っている。
シートを倒すとだいたい平らになるので、そこに各自のキャンプ用マットを敷き、寝袋で寝るのだ。私がモンベルの化繊のものでスーパーバローバッグゼロ、相方はさほど寒がりではないので、ダウンハガー3という3シーズン用を使っている。
今回宿泊したのはいずれも新潟の妙高近辺と野麦峠らへん。夜中は-15度ほどだったと思う。朝起きたら、ペットボトルのお茶がしゃかしゃかと凍っていた。傍らのメガネをかけると温度差で曇ってしまう。
そんな環境でも人は眠ることができる。朝ごはんは前日に買ったパンとチーズをかじりながら、コンロで湧かしたコーヒー。この時期、宿に泊まれば一人1万円はくだらないことを考えると堅実なようだが、毎晩5号瓶を開け、宿泊したスキーペンションでは毎日ワインを開けていた。何が節約で何が贅沢なのかよく分からない。ただ一つ確信したのは新潟は、日本酒、地ビールともにとてもうまいということだ。
スキーそのものは、関スキー場でパウダーを満喫というか、パウダーに翻弄され、赤倉温泉スキー場では毎日吹雪でカナダのようなパウダーの中を滑りまくり、まるで自分がうまくなったかのような錯覚に陥ってしまった。そして移動日を挟み、野麦峠スキー場へ。
ここははまってしまった。年末に1日しか雪が降っていないので全て人工雪。私が好きな林間コースはほとんど誰も滑っておらず、調子に乗りまくった初心者なわたしは豪快にこけまくり、古傷である右膝を強打。テレマークターンなんてとんでもねー!ということになってしまい、中級バーンの真ん中でレスキューを呼び、そりで下ろしてもらうという体たらくだった。
右膝はテーピングを施してもらい、昼頃スキー場を後にした。多分、交通事故のときの癒着が剥がれたようで、熱を持って腫れている。わたしは頭痛吐き気とともに車に揺られ、愛知県の家にむかったのだった。
その日は鬱病の薬、抗不安剤、睡眠薬、パブロンを薬をフルコースで頂き、1997年物のドイツワインを1本空けて素直に寝た。ちなみにこのワインは会社の頂き物をみんなで分け合う福引きでもらったもので、2位の賞品だった。さすがにうまい。自分では買わないレベルの味だった。
翌朝は妙にハイテンションで目が覚めて、録画しておいたK-1を見る。こういうのをみるといつも思うのだが、ここに、ロッキー・バルボアとか、ドラゴ、スティーブン・セガール演じるケーシーなんかが参戦したら一体誰が強いのだろう。まああれはドラマだから、といわれればそうなんだけど、映画の中のスティーブン・セガールは文句なしに強いと思う。(頭もええし、熱くならないということで)
そんなこんなで全然年越しっぽくないただの長期休暇だった。明日から会社ってのがつらいなぁ。見舞いのことなんか途中で1ミリも思い出さなかったし。(地獄へ堕ちるだろうか?)
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