日々是迷々之記
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| 2002年10月30日(水) |
まちかどじろじろ日記 |
私はほぼ毎日自転車で通勤している。しかも通勤スペシャルのカゴ付きジャスコのママチャリである。スカート巻き込みガードや、フルチェーンカバー、ステンレスパーツ多用で値段の割には装備が充実している。20日間バスで通勤するのと同じくらいの金額であった。
この自転車はあまりスピードが出ないし、出してもしんどいので走るのは歩道か自転車道になる。ロードレーサーのように車道を走り、中央のレーンに寄って右折なんて自殺行為だ。と、いうことで私は日々、一般的な自転車乗りのヒトとして自転車を走らせている。
うちから会社まで40分くらいかかる。バスで50分、地下鉄で6駅なので結構距離がある。その間には、下町、幹線道路、川沿いの遊歩道、ビジネス街といろんな町があって、本当にいろんなヒトが生活しているのだ。
マンションから出て、最初の交差点で遭遇するのは子供を乗せたママチャリのお母さんたちだ。中には前後に子供を乗せている人もいる。子供の重さがどれくらいかは分からないが、よく二人も乗せてこげるなぁと感心してしまう。しかも子供は荷物と違って動くし。ツワモノになると、ハンドルにつける傘立て(さすべぇ)に日傘をブっさしているヒトもいる。アンパンマンの描かれたビニールの風防と相まって、ほとんど大道芸だ。
幼稚園のところでお母さん軍団と分かれて、小さな商店街の中を走る。朝からコロッケやらトンカツやらを店頭でじゃーじゃー揚げている肉屋さんが気になる。朝から買いにくるヒトはどれくらいいるのだろうか?その近くの漬け物屋さんは道路に台を出して大々的に各種漬け物をまぶしく並べて売っている。朝の8時台からべったら漬けとか奈良漬けとか買う人がいるのか疑問である。(おいしそうだけど。)
小さな商店街を抜けると隣の区に入る。がらりと雰囲気が変わり、わたしと同じ方向に通勤する若者たちの自転車が増えてくる。これがまた、かなり邪魔なのだ。折りたたみ系自転車が異常に遅い。折りたたみなどの小径車でギアなしのヤツで通勤、通勤はしんどくないのだろうか?足はがしがし回っているのだが、いかんせん遅い。しかも、携帯電話をいじったり、たばこを吸ったり、いきなり減速して蛇行したりするのでビビってしまう。
それ以上にうっとうしいのが、最近出てきた電動スケーターボード?である。キックボードにモーターと電池がついていて、こがなくても進むというヤツである。近所のバッタ屋で3万円とかで売っているのを上下揃いのスウェットスーツを着た、パツキン中年デブ夫婦などが購入検討している姿をよく見る。それである。あれが異常に速いのだ。時速30キロくらい出るらしい。それで歩道を走るんだからおいおい…と思わずにはいられない。クレイジーな母親が幼児を前に立たせ二人乗りしているのを見ると、「いいから逝け。」と感じる。ああいいうのにぶつかるのは避けたい。無保険車両とやる事故ほどむなしいものはないし。
道路上の移動パイロンのような邪魔者たちをよけて坂を上りきると、川沿いの遊歩道に出る。ここは川に沿ってレンガの遊歩道と植え込み、ベンチや水道などがある。が、同時にここは、大阪の都会派ホームレスのオッちゃんらの一等地でもあるのだ。近所に飲食店が多く、またくずかごも多いので空き缶の回収もできる。景色もいいし、水道もある。釣りもできる。
明日以降、ちょっとこのオッちゃんたちの生活をレポートしようと思う。(といってもインタビューするわけでも写真を撮るわけでもありません。見るだけ。見るだけ。)
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