日々是迷々之記
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今の仕事に就いて約2週間とちょっと。なんとなく分かってきたのは、金曜日は忙しいということと、この会社のパソコンとかのシステムはいろんな意味で進歩しているということだ。
朝からじゃんじゃかじゃんじゃか電話が鳴る。私の仕事は問い合わせに答えたり、予約を取ったりするのが主な仕事だ。いきなり、「バーレーン、ブリティッシュアメリカホンコンまで○○を明日の早出しで、35キロの0.025エムです〜。」とか言われてビビる。後半は理解できるが…。結局、「バーレーン(コードはBAH)まで○○を送りたい。」ってことだった。国際輸送業界ではよくこういう言い方をする。BとかDとかTとかって電話だとよく間違えるから、「ブリティッシュB、アメリカA、ホンコンH」みたいにその単語で始まる有名な地名を挙げて言うのだ。これは全世界そうなっていて、アメリカでもカナダでも、日本でもTは東京のTなので「T for Tokyo」と言うのだ。
これがまた咄嗟に出てこないのだ。まぁ、修行不足なんだけど。前の会社にいた新入社員の子もこれが苦手で、「淡路島A」とか「都島M」とか言って伝説になっていた。全部関西なのが泣かせる…。
そうこうしているうちにお昼休み。同じ島の人たちはスペースの調整で死にそうにテンパって仕事をしている。私はお弁当を持って談話室のようなところで静かに食べた。今日のおかずは、餃子の中身の余りで作った謎のハンバーグがまた余ったのでそれを卵焼きに入れた謎の中華風卵焼きと、キャベツを湯がいてゆかりとじゃこで和えたもの、それに焼いた鮭だ。食べ終わるのに15分もかからない。暇なので気分転換に本屋へ行った。
すると新刊書のコーナーに「心が雨漏りする日には」(中島らも著)があったのですかさず立ち読みをする。そしておもしろかったので購入してしまった。本当は「カヌーライフ」を買いに来たのに。もう12:55だ。会社に戻ることにする。
昼からの電話攻撃は殺人的だった。本来、明日のフライトに載せるものは今日の14:00で締め切りのはずなのだが、なし崩しになっているようでじゃかじゃか入ってくる。うぐぐっ!だんだん何をしゃべっているのかわかんなくなってきた。
そこで前の席に座っている人が、話しかけてきた。「今日はもう、電話が200本を超えてますよ。そのうち受けることができたのが70%っていうところですかね。やはりなおぞうさんが来てから劇的に上がりました。来る前は50%くらいだったんですよ。」電話の本数まで管理しているのにびっくりしてしまった。どういう仕組みか知らないけれど、パソコンでリアルタイムに確認できるようだ。すげ〜、でもがちがちに管理されすぎ!って気がしてしまった。しかし、昼からは営業に出てしまう人がいるので、3人で外線4本を受け持っている。それで70%ならこんなもんじゃないかと思った。
こうして終業時間を迎えた。でも帰るのは私だけである。わたしはふわ〜っと生き霊のようになって帰路についた。疲れ切っていてスーパーに行く体力もない。家に戻ると焼酎を3杯飲んで、ヒヤゴハンと朝焼いて残った鮭を食べると、本を読みながら眠ってしまった。
3時頃、のどが渇いて目が覚めたのだが、冷蔵庫のお茶はからっぽだったので、何故かグラスにワインをどぼぼぼと注いでうぐっと飲み干してまた寝てしまった。いくら「平日禁酒」といっても「休日まとめ飲み」では意味がないような気がするがどーにもこーにも…。そのうちアルコール性肝炎にでもなりそうだ。
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