日々是迷々之記
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目が覚めると妙に涼しい。コーヒーを入れ、テレビを見る。ほぼ2日間、パソコンにかかりきりだったのでメールチェックするのも腰が重い。ごろごろしながら読書。群ようこ著「働く女」、宮嶋茂樹著「不肖宮嶋、南極観測隊ニ上陸ス」を読む。するとねむいんだかなんなんだか、体がしんどい。これはひきこもりのせいだと判断し、外に出ることに決めた。
さっそく着替えて自転車を担ぎ出す。走り出してがく然とした。ハラがなんとなく邪魔なのである。ほんの3か月ほど乗らずに、アメリカ、カナダで暴食、対馬で大よっぱらいしただけでこれである。いやはや、ババアになったなぁと感じずにはいられない。
図書館に向かった。ここは雑誌のバックナンバーが充実しているので好きだ。今は亡き「シーカヤッカー」、「アウトドア」のバックナンバーを読む。警備員のヒトがうろうろしており、何かあったのかなと思って見ていると、本を読みながら寝てしまったヒトを起こしてまわっている。ここは、座席がそれほど多くないし、場所柄ホームレスの人たちがくつろぎに来て寝てしまうのを注意しているようだった。しかし、最近は若いホームレスの人が多い。20代と思われる人もいる。じっと会社にしがみついているか、ホームレスになるか、すごく極端すぎると思う。一度ドロップアウトしたら本当に普通の生活には戻れないのだろうか。
「アウトドア」誌の記事で興味深いものがあった。ホームレスのおっちゃんが自費出版した詩集をとりあげている。詩を書くようになった経緯が興味深い。最初は日雇いの仕事をして、晩は簡易宿泊所で寝ていた。が、ある日、お金がもったいないので外で寝てみたら、宿泊所より居心地がよかったのでそうするようになった。今の仕事はリサイクル業らしい。捨てられたテレビから、コンデンサや、まだ使える電池などをはずし、導線なども丁寧に分ける。アルミ缶集めはライバルが多くて昔ほど集まらないのでやらないという。
野外の段ボールで寝泊まりする日々の中、墨とすずりと筆を買い、短冊に切った段ボールに思ったことを書く。一枚100円で売る。ある日、公園の自分の寝床の段ボールハウスに役所のはり紙がしてあった。邪魔だからどかすようにという通知である。そこで書いた詩が、「家をどかせて 花を植える 役所の優しさかな」というような内容だった。
気が付くともう外は暗かった。行きのハラの苦しさとはうらはらに帰りは楽々だった。ひさしぶりだったから乗り方を忘れていたようだ。とほほっ。
●今日のもやし●
おお!なんと一番長い物で3センチくらいありそうだ。水だけでこれだけ大きくなれるというのは衝撃的だ。このころになると、緑の皮が自然にはがれ落ちて、いわゆるもやしっぽくなってきます。
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