日々是迷々之記
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2002年04月08日(月) 和みの食卓

家に帰って、さて今日は一体何を食べようかと考えた。野菜室には巨大なカボチャがあと4分の3,タマネギは5−6個、冷凍庫には牛ウス切肉が200グラムほどある。と、いうことで「肉カボチャ」を作ることにした。

材料はカボチャ半分、タマネギ1個、肉200グラム。調味料はショウユ、砂糖、みりん、そしてカレー粉。

まず、カボチャを一口大に切り、部分的に皮を剥く。タマネギは細切り、肉は適当に一口サイズに切る。フライパンにごま油を入れ、タマネギを全量投入し、木へらでしんなりするまで適当に炒める。しんなりしたら今度は、肉を投入。色が変わるまで炒めたら、砂糖、しょうゆ、みりんで味付け。ここで、カレー粉をふたつまみほど入れるのがあとから効いてくる。

次に、肉炒めの上にカボチャをならべ、フライパンにカボチャが半分浸るくらいまで水を入れる。そして火は強火にしてフタをする。ここで、カボチャに火が通るまで約20分くらいか。すかさず風呂に入って出てくる。そのころにはうまく火が通り、カボチャはホクホクしていた。

フタをとり、火は強火のまま、水分を飛ばすように、木へらで全体を大きく混ぜる。好みの水分量になったらできあがりだ。

ここで、ソバの乾麺を茹で、冷凍庫に保存してあったそばつゆを解凍、刻みねぎとわさびを用意し、簡易ざるそばを準備する。グラスには氷と、竹炭で濾過した水、その上から芋焼酎をそそぐ。

今日のごはんは、ざるそばと、肉カボチャ、そして、焼酎水割りである。ウググ、プハー。ずずずっ。ごくごく。プハー。ホクホク、パクパク。私が作ったにしては充実している。成功だ。

この、「肉カボチャ」というメニューはなかなか侮れない。カボチャの煮物というと甘いので敬遠する人も多いように感じるが、これはその甘さが、うまく引き立っているのだ。ショウユと砂糖、みりんの定番調味料に、カレー粉を入れることで、ちょっとだけぴりっとして、ご飯があったら、ドンブリ1杯は食べられそうな味だなる。

ちなみにこのメニューは、私の敬愛する「ケンタロウ」氏のレシピである。いつもながら、単純、作るの簡単、ほっとするけど、ちょっと新しいレシピには感動する。普通の料理本なら、煮物と言えばダシ取りから始まって、野菜を面取り、煮始めたらあく取り、と、かなりめんどくさそうな感じが定番だ。

日常の料理に手間暇をかけることが難しくなりつつある。そんな中でほか弁とか、スーパーのお総菜より、もっとおいしくて、経済的で、ばーんと大皿に盛ってがしがし食べられるような料理。それはそんなにムズカシイことじゃないんだよ!彼のレシピはそんな提案をしてくれている感じがする。

必読の書「ケンタロウの野菜がうまいッ!」学習研究社刊 1200円


nao-zo |MAIL

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