日々是迷々之記
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| 2002年04月03日(水) |
新入社員・その2参上 |
今月の1日から新入社員の女の子が来た。高校を卒業したところだから18才である。普段、この年齢のワカモノとつきあうことはまずないので、その生態がかなり興味深い。
社会経験ゼロなのでしょうがない面はあるとは思うが、言葉や行動の端々にちょっとどうにかしたほうがエエんでないのというところがいくつかある。
まず、うちの会社は貿易関連会社なので海外からの電話が3分の1くらいある。まともに英語で会話できるのは、海外営業を担当しているおっちゃんと、わたしくらいしかいない。それもどうかなぁと思うけれどそれはあっちに置いといて、英語で電話がかかってきたときの対応に軽く目が出てしまった。
ジリリリリン〜 「ありがとうございます。×××でございます。」 「Hello! We are calling from....」 「うわ〜、日本語じゃない!!!えー、どうしよう!」
金切り声をあげて立ち上がった。その間、保留もしていない。これにはさすがに彼女を直接指導する社員さんがさっととりついだが、英語ができないならできないで、もっとどうにかせぇと言いたかった。
もっとも、動転すると「Wait for second, please.」でさえも口からでないようだが。彼女のデスクマットには、よく電話でつかう英文みたいなものが挟んでるのだが「初めてあることに気が付きました!」らしい。
で、お昼である。お昼行こうよと誘ったおっちゃんに、「お弁当なんです。」と答えていたので、私が「エライなぁ。」と言ったら、「おかあさんがつくってくれるんですぅ。」との答え。社会人になっても弁当を作ってくれる親っているんだなぁと感心した。
話を聞いてみると、ブラウス、ハンカチのアイロンがけはもちゃんとやってくれるらしい。毎日100%コットンのブラウスで、たまにはフリル付きを着ているので、まめにアイロンしてるねんなぁと思っていたら、お母さんがやっていたのだ。
まぁ、自分しかやる人がいないとめんどくさいので、形態安定シャツ、もしくは、ニット、カットソーなどに走ることになるので、このへんを見ると自宅お母さん付きか、一人暮らし、もしくはなまけ主婦かわかるのだ。
お弁当を食べていると、「子供と犬はどっちがかわいいか?」という話になった。私は道ばたを歩いているとき、子犬とすれ違うとにやけてしまうが、子供が通ってもなんとも思わないので犬、と答えた。
すると彼女は、「私もぜったい犬です。高校のとき、保育園に実習に行ったんですけど、子供って汚いじゃないですか?それでイヤになりました。」
、、、(-_-;) 確かに子供は汚い。でも、犬だって汚いのだ。水たまりの水を飲んだり、お腹もこわすし、生理だってあるのだ。分かってないよ、自分。
この辺で相手にすることに疲れてきた。が、テキは話を展開させる。子供のとき飼っていた犬の話だ。変わった物を食べさせると、翌日の便に影響が出るという話だ。「ミカンを食べさせるじゃないですか?そうすると、ウ○コにツブツブが混ざってるんですよ〜。」
オイオイ、今食事中なんだけど…。怒っても良かったけど、こんなんでも相手は社員なので、テキトーに相づちを打って、食べ終わると、外へ出た。
彼女みたいな小ぎれいにしていて、育ちが良さそうに見えても、非常識バリバリな人間を見ると、絶対子供なんか欲しくないなぁと思ってしまうのだった。
(まぁ、もし仮に私の子供という物ができたとしても、ダンナと私を足して2で割ったものが入っているので、まっとうな人生は歩めないと思うが。それか親を見て、めっちゃまじめで公務員とかになるかな?とにかく、普通な感じにはならないと思う。)
まぁ、がんばってくれよ。新入社員嬢。
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