日々是迷々之記
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私は好きな物にはとことん入れ込んでこだわるが、あまり興味のない物に対しては本当にてきとうである。「時計」というものを考えたとき、時間さえ分かればえーわという感じで結婚前に妹から買ったG-shockをずっと使っていた。その前はカナダのスーパーで10ドルで購入したTimexのデジタル時計だった。
特にこだわりはなく、強いていえば丈夫なこと、汗をかいてもくさくならないこと、秒針がチクチクいわないことが選ぶ基準で、自ずからデジタルでウレタンベルトの時計を選んでいた。
しかし、会社に勤めるようになってから、そうは行かなくなってしまった。特に今の会社は自分の位置から掛け時計が見にくい。しかも、パーカーをやめて、ピーコートを着ると、G-shockでは袖口に対して大きすぎるせいか、非常に見にくい。
ということで、今日は時計を購入した。国産のレディース用ダイバーウォッチなのだが、これが気に入ってしまった。エコドライブという仕様になっていて、文字盤が光発電を行い、電池交換が不要。メタルのベルトに紺の文字盤がオシャレだ。でも、200m防水に、ねじ込みリュウズというダイバーウォッチとしての基本は押さえてある。しかも耳に当ててもチクチク言わないのだ。
一万円以上する時計を購入したのは初めてで、最初はなんでこんなに高いんやろと思ったけど、腕にはめてみるとその良さは分かった。海に潜るときはG-shock、日常はこの時計で行こうと思っていたが、海で使ってもイイかもしれないと思い始めている。
もっとも、「高い時計はいいねぇ。大人って感じだねぇ。」とダンナさんに話したら、「10代でもしてるで。」とのたもうた。ほんまかいな。私が高校生の時は謎のファンシーショップ(死語)で購入した1980円のムーンフェイスの時計で満足だったのに。
でもまぁ、当時と比較して10倍も高価な時計をしている私は何だか大人になったなぁとしみじみしてしまうのだった。
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