日々是迷々之記
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関東某県に住む妹が大阪に遊びに来たので、待ち合わせて飲みに行くことにした。彼女は6才年下で、かなり感性も異なるので会話していると思わぬ所で笑ってしまう。
和風料理屋風居酒屋で、お造りなどをつつきながら話をした。最近引っ越して1つだけ嫌なことがあるそうだ。何かと尋ねてみると、「トイレのドアノブが結露する」ことだそうな。何でも、知らずに触ると気持ち悪いらしい。私が、ノブカバーでも付けたら?と提案すると、「それの方が嫌や。触ってグッショリしてたら嫌やろ?」とのこと。グッショリ濡れるドアノブって一体…。
彼女はとある競輪場を管理するオフィスでアルバイトをしているのだが、職場の話にはビックリしてしまった。公務員だから、ちっとも仕事をしていないオッサンが大半だそうな。会社の機械でCD-Rを焼きまくったり…。彼女いわく、「一般企業やったら半年でつぶれるわ。」とのこと。いまだにそんな職場があることが信じがたいが…。
また、彼女の住む町に「109」が出来たらしい。オープニングのイベントで、本家渋谷の109からカリスマ?店員の人が来たらしく、それなりにもりあがったとのこと。しかし、彼女が見た感じ、「きっとあのカリスマの人ら、心の中でケッって思って帰っていったで。」という雰囲気らしい。しかも、その109は最上階が100円ショップのダイソーが入っているらしい。ワンフロア丸ごとだ。で、「地元のおばちゃんがな、エスカレーターで最上階に直行してやな、ぐわ〜っと買いもんして両手にぐわ〜っと袋ぶら下げて降りてくるんや。ホンマどないかせーよって思うわ。せめてスタバかマクドにせーよって。」ことらしい。本家渋谷の109はどうだか知らないが、まぁ、「ダイソー」ってことはないと思う。
最後に彼女はおみやげをくれた。それは彼女の関わる競輪場のカレンダーと、うまい棒きりたんぽ味、うまい棒なっとう味だった。カレンダーは選手が載っているので現地ではかなり人気が高いらしい。うまい棒はそれぞれ秋田の子のおみやげ、水戸の子のおみやげらしい。私はレア物好きなので喜んで受け取った。しかし、全然彼女の地元とは関係ないような気がするが…。
と、機関銃の如くしゃべりたおして、彼女は夜行バスで大阪を後にした。久しぶりにベタな笑いを満喫して、笑ってお腹が疲れてしまった私は家に帰るなり、ばたんグーと寝てしまったのだった。
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