阿呆的日常 主にJとかプロレスとか。
アホラレツキノウアシタ

2005年12月24日(土) 年内最終観戦。

ゼロワンMAX後楽園大会へ昨日は行ってきました。
リングアナの沖田さんが外で呼び込みをしてました。あまりチケはけてないのか?と
思ったんですが、試合開始前には満員。立ち見もいました。
やっぱりNOAHや全日が作る空間とはちょっと違います。ゼロワン見たのは本当に
随分前だし、ここんとこNOAHばかり行っていたので違和感が。夜の大会なだけ
あっていい具合に酔っ払っている方々もちらほら。さすがに酔うことはできないので
生を1杯買って席につき、試合開始を待ちました。
新日の稔が来場予告をしてたこともあって、南側スタンド席の空いているあたりを
チェック。座るとすればあのあたりだろうと。


席は西側でリングアナ席が近く、試合開始前に可愛らしい女性と中学生…?くらいの
男の子の姿があり、その席についたんで、誰だろうと思ったら隣の男性客2人組が
「あれ、橋本の奥さんだよ。あと息子じゃん」と言いました。え?何でだ?どうして
来るんだ?と思っていたら大谷がクリスタルのトロフィーを持ってリングに登場。
あぁそうだ!
先日行われたプロレス大賞授賞式で亡き橋本が功労賞を受賞し、代理でゼロワンMAXの
大谷がその賞を受賞してきたんでした。
それを渡すのかなと思っていれば大谷がマイクを持って、亡き橋本が功労賞を受賞
したことを告げ、自分がそれを代理で受けてきたと。それを橋本さんの息子である
大地に渡しますと言いました。リングに上がった大地くんはトロフィーを受け取り、
「皆さん、どうもありがとうございました」とマイク。そして大地くんがリングを
下りると沖田リングアナが「プロレス大賞功労賞は橋本真也でした!」と告げ、会場
には『爆勝宣言』がかかりました。途端湧き起こる『橋本』コール。思わず涙ぐんだ。
7月11日に彼が死んで、信じられないまま通夜と告別式があって、行こうと思って
結局行けず、その後行われた合同葬にも行けなくて、ワタシの中でちょっとした後悔が
ありました。でもようやっとその後悔もなくなったというか。
自己満に過ぎないけど、橋本の供養ができたとか思っちゃって。


ほろーとしていると、沖田リングアナがリング上に。「お客様にお詫びがあります」
と始まり、第5試合に予定している日高&藤田組VSGamma&菅原組のタイトル戦が
Gammaが前日の大会で腰を負傷したためでなくなり、日高&藤田組の不戦勝だと。
ちょっと待てー!ワタシはその試合を観に来たようなもんなんだ!タイトル戦じゃ
なくてもいいからせめてミノル兄さんとがっちゃんを見せてよー!と思ったら会場に
かかるがっちゃんの入場テーマ。青コーナーサイドからがっちゃんが首にミノル兄さん
から盗んだジュニアタッグのベルトをかけて登場。今日俺試合ねぇのかよ!と沖田
リングアナに毒づき、Gammaの代わりの選手を用意したからタイトル戦をやらせろと。
隣の兄さんは「稔か!?」と言いましたが、がっちゃんと稔はまるで接点がないので
まずそれはないと思っていると、「景虎だよ!」と。景虎はみちのくプロレスの
レスラーで、つい先日ルード(悪役)に転向したばかり。Gammaも主戦場にしてる
みちのくだし、がっちゃん出身の闘龍門ともつながりあるんで、景虎が出てくることに
不思議はなかったですね。でも、タイトル戦なんで急な対戦相手変更はできないと
沖田リングアナは言ったんですが(景虎、知らないしとも言ってた)ミノル兄さんが
「やらないと返してくれないんだろ?」と言って、タイトル戦決行。
やっぱりがっちゃんはドラドアよりもこっちのが生き生きしているように見えるなぁ。
ミノル兄さん(藤田)を見たのは初めてだったけど、おぉぉ何て可愛い生き物だ!と
思った。日高が羨ましく……なってみたり……


第1試合は神風VS不動力也。
これ、当初は組まれてなかったカードなんだけども、神風は今度新日ドーム大会に
出る選手でもあるので、どんな人かしらーと見る。
巧い、人だなぁとは思ったんですが、それくらいでした。不動はちょっとワタシの
好みではなかった、なー。頑張っていると思うんですけど、一皮剥けきれてないような。
多分この間に新日の稔たちが来たんでしょう。近くのリングアナ席にいたゼロワン
MAXの中村代表、沖田リングアナが動き出しました。第2試合の間は結構忙しなく
動いてて、彼らの視線の先を見てみたんですけど、さすがに満員になっていたので
わからなくて。多分ワタシのいる対角線上の席あたりにいるんだろうと踏んでました。
第2試合の感想はまぁなしで(面白いっちゃ面白かった。ランジェリー武藤が)
そして始まる第3試合、崔領二VS横井宏孝。崔は見たかった選手なんですが、結構
熱いファイトをしてくれる選手ですね!感情を表に出してくんで感情移入がしやすい。
これはいい。また見たいと思わせてくれる選手でした。
その試合後、負けた横井が退場するとリング下に崔を残したまま、中村代表がマイクを
持ってリングに上がりました。
そして、稔が来場予告をしたこと、それに対してゼロワンMAX側からの返答を
したことを改めて告げ、どうぞこのリングをチケットの売り上げが悪い東京ドーム
大会の宣伝にお使い下さいと言いました。
こんなに席が埋まっているのは火祭り以来なので、どちらに座っているかわかりませんと
代表は言って「音楽スタート」。鳴った音楽は稔の入場テーマではなく、稔がマスク
マンだった頃のヒートの入場テーマでした。カメラマンが一斉に一箇所に集まり、
見ればやはりワタシの対角線上。椅子に深く座っていたから見えなかったんだと思います。
そこに稔、後藤、山本がいました。
「リングに上がりませんか?」の問いかけに、稔は手で×を示し、それを見た
中村代表は言葉を続けます。「このリングに上がるくらいの根性があれば、今新日は
こんな風になっていないと思います。かつて私が在籍した新日本プロレス、そのOB
として皆さんにお願い致します。1月4日新日本プロレス東京ドーム大会、試合開始は
午後6時です。当日券は山ほどございます。お時間あればどうぞ皆さん、いらっしゃって
下さい」(うろ覚え)
おおーすげー!そこまで言っちゃうか!と聞いてて惚れ惚れするようなマイクでした。
声の出し方とかそういうのもとても上手だった。聞かせるマイクでしたね。
確かにそこで稔がリングに上がったら『負け』だったんだと思うけど、崔が向かって
いったとき、山本にはもっとエキサイトして欲しかったかな。それこそスーツの
ボタンが全部千切れるくらいに。
その後休憩時間まで稔たち3人はいましたが、稔は深く座ったまま表情を一度も
変えず試合を見ていました。後藤は日高&藤田VS菅原&景虎は身を軽く乗り出して
見ていたかな。やっぱりジュニアのタイトル戦ということで気になる部分はあったの
ではないかと。山本はその前の田中&義人VSNOZAWA & MASADAの試合を
興味深く見ていたような印象です。
試合自体はどれも客を高ぶらせる内容だったと思います。休憩前にタイトル戦が
あったこともあって、その前の試合も面白かったし、熱気はホント凄かった。
それは見に来た3人も感じたと思うのです。どう感じたのかはコメントが出てないので
(どっかで出てんのかな)わからないけど、ゼロワンMAXのリングにあって、新日
リングにないものに(その逆も当然あるだろうけど)気づいたかもしれないなと思った。
その差をはっきり知るためにワタシも新日後楽園大会とか行こうかなぁ。


んで、第4試合。
田中&義人VSVSNOZAWA & MASADA。
のっけから流血で場外で目の前に倒れこむ義人、しかもお客さんのウーロン茶含んで
義人に吹きかけるNOZAWAのおかげで席がウーロン茶まみれになったよ……
エニウェアフォールマッチで、反則・場外カウントなしなもんだから、序盤は
あっちこっちで試合を展開、凶器もいろいろ出てくるし、やーハードコアもなかなか
面白いです。蛍光灯デスマッチはまだ足を踏み入れられない領域ですが(見たことは
あるけど)田中の机の上に寝かせてのダイビングフットスタンプなのか技はちょっと
見えなかったけど、机の使いっぷりが見られて嬉しかった!スーパーフライも見れたし。
義人は流血酷くって、途中リングドクターが傍に寄るほど。この前の松永戦も酷い流血で
驚いたんですけど、目の当たりにするとさらに血の色に驚いちゃいますね……ポタポタ
滴っちゃうんだもの。
ちょうど今週の週プロモバイルゼロワンコラムの担当が義人で「僕がアルゼンチンを
かけたとき『担ぐぞー』って言って下さい」と彼は書いてたんで、パイプ椅子を
並べた上にMAZDAかNOZAWAかどっちか忘れたけど、アルゼンチンをかける
体勢になったんで、「担ぐぞー」って言うつもりが誰も言わないのでやめました。
ワタシの臆病者め。ちょっと義人に悪いなと思った……折角書いたのにね……
試合は田中&義人組の勝ち。いやーNOZAWA、面白いレスラーだった。
でも凶器にキーボードを使うのはやめて欲しい。ブッ叩いた後キーがそこら中に
散らばるんだよ。蛍光灯よりはマシか?(あれは粉が飛ぶ)
それにしても盛り上がった試合でした。
この熱気のままに第5試合、日高&藤田VS菅原&景虎です。



思い出すだけで萌える。
続きは後ほど。
稔はカッコ良かったなー。ホントはリングに上がりたかったんだろうか。
でも抑える。稔の対戦相手である高岩がその場にいたらまた違ったのかな。
中村代表のマイクも良かったけど、稔の態度も良かったんだと改めて思う。
稔はいいね。学ぼう。


しかし寒い。


29日のビックマウスラウド、まだ特リンとリングサイド、チケあるんだね……
どうしてまだあるんだよ……
行きたい行きたい見たい見たいと言って、見ない勇気も必要だよとプロオタ兄さんに
諭された。でも小島対柴田は、今を逃したら多分もう見られないような気がしない
でもないの。それはワタシのくだらぬ勘かなぁ。


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続き。
第5試合については後で触れるとして。


休憩を挟んで第6試合はダブルメインイベントの川田利明VS佐藤耕平。
耕平は初めてヤロウのプロレスを観に行ったときに(全日武道館大会)横井とタッグを
組んで、全日のアジアタッグに参戦してて見たんですが、そんときに比べると格段と
大きくなったなーと思いました。もともと身長はある選手なんだけども、だんだんと
肉がついてきて、程よいヘビーに。でも喉が嗄れてるのは酒焼けだろうな(笑)
耕平は自身がコラムにも良く書いてますが、すげー酒飲む人らしいので。
川田との一戦は見たいと思った記憶が……開始数分で川田のキックにより記憶を飛ばし、
4分半くらいでストレッチプラムでギブアップ負け。そのときより成長していると
思うし、自分の蹴りを川田に食らわせたいと試合前に流れたインタビュー映像で
耕平は言ってました。頭1つ分ちょいでかいように見えましたね、川田に比べて。
試合はちょっと川田の動きがあまり良くはないかなぁと感じました。耕平のキックで
わき腹痛めたっぽかったし。
試合はやっぱり川田の蹴りで決まったような。耕平、意識が飛んでた感じでした。
初対戦のときとは違う飛ばし方だとは思うんだけど。何もできないまま飛ばしたん
じゃないし。そんな耕平の成長を感じたのか、川田は翌日のハッスルのタッグ戦、
パートナーに耕平を指名。「明日ここで待っているぞ」と。試合は無事勝ったようです。
川田のパートナーってことはモンスター軍ってことなのか、耕平?

第7試合はクリスマススペシャル6人タッグマッチということで、高岩&鈴木鼓太郎
&リッキー・マルビンVS石森太二&飯伏幸太&浪口修。呼び込みしていた沖田アナ、
「イケメンレスラー、飯伏幸太がゼロワンマット初登場です」とか言ってたなー。
飯伏は確かにカッコかわいい系かなと思うんですがワタシは体型がちと苦手。背が
高くて細くて筋肉質なんだけど、バランスがあまり宜しくないような感じでね。
あまりに色白さんなのが苦手なのかなぁ。ファイトスタイルはちょっとドラゲの
B×Bハルクと似てるなと思う。ちょっとしたとこだけどね。ただ、彼にもイマイチ
これっつー決定打がワタシは足りなくて、それは久々に見た石森もなんだけども。
石森……ワタシが7月に見たカズ・ハヤシとの試合は嘘だったんだろか。あんな石森は
もう見られないのか?あのときの石森はホント輝いてたと思うんだけど、それはカズ・
ハヤシという相手がいたからこそなの?
近藤の言葉の意味がわからないでもない気がしたよ。「お前は浅井嘉浩の失敗作なんだ」
っていう。2月のドラドア興行大丈夫なんかなぁ。T2P時代のリング(六角形)を
復活させてやるようなんですけどもミラノも参戦する(んだよな)し、また違う
戦いが見られそうだけど。(石森じゃなくて近藤とミラノの)
ちょっと寂しかった。やっぱりそのチームの中では石森がワタシは一番好きだし、
もっといいレスラーだと思うんで。折角のコタとの絡みもイマイチだったし、マルビン
との絡みはメヒコで対戦したことあるんですかね、息があっているように思ったし、
石森のスーパースターエルボーを延髄斬りで断つあたり、あの技を知ってるんでしょう。
試合は……
6人タッグらしい、ちょっと闘龍門っぽいムーブもあって、ゼロワンぽくないプロレス
だったかもしれませんが楽しめました。高岩のコスチュームがどうも黒ブルマにしか
見えなかったんだけど、彼もNOAHの杉浦とか金丸みたいな感じですね。渋くて
味がある。今度は普通のタッグやシングルで高岩を見てみたい。
それにして浪口は素敵にへたれというか、あれが持ち味なのかもしれないけど、技の
かけ外れが多いというか、かけるんだけど、どっか外れてて、受けてる相手が変な風に
落ちちゃうのね。受身とろうとしてる途中で落ちちゃうような。ロープから飛ぼうとして
自分が落ちるのは自業自得だけれども、コタが受けた技で2回は危ないのあったよなぁ。
コタだったから大丈夫だったんじゃ?と思うくらい。隣の兄さんが「あれが浪口っぽい
とこなんだよなー」と言ってたけど、そんな『ぽさ』危うすぎていらないから!
結局浪口がコタとマルビンの攻撃を食らい、コタにフォール。
コタのあのブルーディスティニーって技、結構好き。
試合後勝ったコタにマルビンがすぐさま駆け寄ってました。まぁ萌えたんだけどな。


第8試合はダブルメインイベントの大谷晋二郎VS大森隆男。
このシングル戦に至るまでの経過がビジョンに流れ、動いてるとこを見てみたかった
大森VS男色ディーノの試合が流れ、思わず笑う。ディーノが大森のコスチュームを
脱がしちゃって、リング上で大森、お尻丸出しになったことがあるんですよ。
映像にはなぜかそこにミノル兄さんのお顔がモザイク代わりにあったんですが(笑)
とりあえず今年の大森はついてなかったということが良くわかる映像でした。
大会前もゼロワンMAXの1年を振り返るということでこの1年どんな試合があり、
どんなことがあったか映像が流れたんですが、それはとても良かったですね。
この打ち上げ試合と銘打たれた大会に相応しい演出でした。
試合自体は楽しくもあり……物足りなくもあり……大森が苦手かなーと思いました。
顔がダメなのかも(また顔か)生理的にダメらしい。濃い顔がダメってわけじゃない
んだけどなぁ(マツモトとかな)
大谷の顔面ウォッシュはいいね!会場が一つになる。でもあれはドームでやっちゃ
ダメだな。こないだの新日で金本がやったけど、あれはでかい会場向きじゃないし。
でも金本も大谷も顔面ウォッシュやるからなぁ。やってやり返されってあるだろうし。
ワタシの周りで「オイ、オイ……」ってやってる人いなかったし。
ともあれ、試合は大谷が勝って、無事ゼロワンMAX年内最終興行を〆たのでした。

スポナビより引用。
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大谷は「本日はご来場、心の底からありがとうございました。皆様のおかげで1年間
走り抜けることができました。毎回後楽園に足を運んでくれる皆様、時間があれば
来てくれる皆様、これから時間があれば来ようと思ってる皆様、本当にありがとう
ございました」と話すと、選手全員をリング上に呼び込み、「今年1年、本当に
ありがとうございます。今年最後のプロレスの教科書を発表したいと思います」と
呼び掛け、「教科書205ページ、ボクはZERO1−MAXがいとおしくて
たまらない。会場に来てくれてるお客さまが、いとおしくてたまらない。その
いとおしくてたまらないお客さまが、決して後悔することないよう、来年もボクたち
プロレスラーは頑張り続けます。ありがとうございました」と、観客とともに復唱する。
観客とともに恒例のコールにいこうとすると、観客から「ZERO1」コールが
巻き起こる。最後は大谷が音頭を取り、「愛する同志の皆様、来年もよろしく
お願いします。3、2、1、ZERO1うーMAX」で締めた。
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このマイクに移るとき、「白熱した試合が続き、時間が押しているそうで、我が心の
友の田中が『今日は短めにね』と言ってきましたが、そんなんんで終わる僕じゃ
ねぇよ」と大谷は言ってました。普段がどんな感じかわからないので何とも言えない
けど、全日やNOAHにはない『試合後の長さ』かなと思いました。
勿論帰路についているお客さんもいたけど、大半が大谷の言葉を待っている。
大谷が言う『プロレスの教科書』っていうののメッセージをワタシは一度ナマで
聞きたいなぁと思っていたので、聞けて嬉しい。
その言葉もプロレスファンとしてはとってもハッピーな気持ちになる言葉ですよね。
嬉しい。
来年もプロレスを好きでいよう、できるだけたくさん観に行こうって思った。
まぁ早々に来月2回行くんだけどねー。



久々に字数制限食らいそうなので、第5試合については明日書こう。
明日はシーモンキーに餌がやれる日らしい。妹が言っていた。
孵化して4日後に餌をやると。こんなんくれる彼氏ってどーなんだ(笑)


き あ ぬ