阿呆的日常 主にJとかプロレスとか。
アホラレツキノウアシタ

2005年11月16日(水) あぁ/続き。/間違えてた。/お咳が止まりません。

ナカマル、可愛いなぁ。
所さんのお言葉、そっくりそのままワタシも感じたよ。
どこ噛んだかわかった(笑)

指きれ〜。
この勢いで(しかもコウキてんてーと一緒にいるし)一部の方向けSSを書いてみよう
かしらと思ってみたり。

日記にはUPしないですヨ。


と思って途中まで書いたんだけど、今日は週プロ読まないといけないからやめておく。
週プロ読んでソウルメイトに萌えないといけないから。
萌えたら千菊プロット仕上げないと……『期待はずれ』ってどうつなげればいいのさ!
去年みたく軽いパラレルにしようとは思いつつ、多分普通の中学生日記になりそう。
あーでもオトナのがいろいろと書きやすかったりすんだけどね。どーしたもんか。

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とがいぬのち、昨日書いた分もまとめてどうぞ。
一応グンキリだから…… ワタシ、どっちかってーとグンジのが好きみたいだと思った今日。



――所詮飼い犬のくせに。
グシャという音と共にキリヲの左足の下にあった頭が潰された。あったはずの目も鼻も口も
最早血にまみれ、その過去の形を抱きもしない。身体しか残っていない死体はアンバランスに
見えたが、別段それは珍しい光景でもない。
キリヲの耳に残る言葉を除いては。
「胸糞悪ぃな……」
ブーツに絡みつく血で濡れた髪の毛は何色だったのか思い出せない。ただ、死ぬ間際吐かれた
言葉がやけに引っかかる。どんな目をしていたか、どんな肌の色だったか、どんな叫び声を
聞かせたか、まるで何も思い出せないのに、潰された喉が絞り出した言葉。
――所詮飼い犬のくせに。
誰が?誰が飼い犬だって?
やたらむしゃくしゃした気持ちになって、思わず連れていた狗を蹴ってしまった。
「オィオィ、ジジィ!ンなことして傷でもつけたらアルビトロに怒られっだろぉー」
声帯を取られたそれは鳴くこともできず、ただ怯え、キリヲの傍から離れた。
「怒られようが関係ねぇよ」
怒られるつもりなんざお互い端からないくせにそんな言葉を交わす。グンジは鉤爪でおいでおいでと
ばかりに狗を招いたが、狗は寄って来なかった。
「ったくよー可愛くねぇよなー。何で叫びもしねぇのに、こんなん飼ってんのかねー」
アルビトロの趣味嗜好に興味はないし、知ろうとも思わない。それ以前に何かを『飼う』とい
ことを求めたことのない二人だ。『狩る』ことを楽しみはすれ、その面倒を見ようなどという
考えは生まれた試しもない。
しかし。
――所詮飼い犬のくせに。
きっとグンジには聞こえていない言葉が、キリヲの耳に未だ残る。今この手で殺した男の戯言
なのだとしても、そう見える自分らがいるということか?


『処刑人』として、グンジとキリヲはこのトシマに存在している。イグラのルールを違反した
者に制裁を下す――それはイグラを管理するヴィスキオに与えられた二人の特権とも言えた。
違反者を制裁するという響きはいいが、徹底したルールの下でそれを行っているわけではない。
第一にルール違反が必要条件としてあるとはいえ、二人の気まぐれに左右されることの方が
多い。殺したくなればルール違反をでっちあげるまでもなく殺す。『処刑人』になどなら
なくとも、イグラが行われているトシマに来た時点で、二人は殺すことを純粋に楽しんでいた
のだ。きっと本当なら、そんな特権はいらない――
だからこそ、キリヲにはその言葉がやけに腹立たしく残った。
『処刑人』になった理由なんて、どれだけの数の人を殺してきたのか思い出せないのと同じ
くらい思い出せない。
おそらくは大したことなどない。思い出せないのだからきっとそうだ。くじが外れたとか当たった
とかそんなおかげで『処刑人』になったようなものではないか。
好きでなったわけでは、おそらく、ない。
ヴィスキオの恩恵に与っているつもりもないし、ただ雨露凌げる『城』に部屋をもらっている
くらいで麻薬の売り上げの幾割かを懐に入れるというのもない。飼い犬と称されるのはひどく
不愉快だ。
「ジジィ」
「あぁ?」
「なーんだよ、さっきから不機嫌ちゃーんでよぉー。こっちまで気分悪くなるっつーのー」
能天気に間延びしたグンジの声が聞こえる。振り返ればグンジはボリボリと途中で拾った
らしいソリドを食べていた。いつの間に部屋に入ってきたのだろう。大概腹が減っただの
暇だの大きな声を上げながら乱入してくる。(そのくせ適当に満足すると勝手に帰っていく)
いつものように入ってきたわけではなくても、扉の開く音であったりグンジの気だったりで
何か気づくはずなのに。
「くっそマジぃ」
食べながら口を開くものだから欠片という欠片が絨毯に落ちる。
「汚ねぇ」
「うっせーよ。別にいいだろー」
「良かねぇなぁ。ここは俺の部屋だろうが」
キリヲは鉄パイプを片手に立ち上がった。不味いと言いながら懲りずにグンジはソリドを
食べ、ぽろぽろとその欠片を絨毯に零していく。
「おーおー、そうじゃねぇとな、ジジィ。怒れよ。ほれ、怒れって」
「……」
どこからかまたソリドを取り出してグンジはそのパッケージを破き、口の中にまだ緑色の
それがあるというのに、黄色のそれを放り込んだ。顎を大きく動かして、それらを噛み砕く。
「まじー!マジまじー!」
大きな声で叫べば、飲み込まれていないソリドがグンジの口から飛び出してくる。
「怒れって」
ひゃは!と笑い声を立てて、グンジはキリヲの部屋の床をソリドだらけにする。黄色と緑の
欠片はあちこちに散らばってしまった。
「アホくせぇ。相手なんかしてらんねぇよ」
いつもなら多分、ここで殴り合いの喧嘩の一つもしているはずだ。それこそグンジが一欠けら
でも絨毯に零した時点で鉄拳を飛ばしているはず。そうならないのは、それほど自分があの
戯言に囚われているからか、とキリヲは自分に呆れ果て、グンジに背を向けた。


「ジジィ!」
手に持っていたソリドをグンジはキリヲに向かって投げつける。それは勢い良く背中に命中し、
床に落ちた。そこにまた欠片が散らばる。
「てめぇのおかげで、こっちまで不機嫌ちゃんになったろー。責任取れよ、責任」
「うるせぇなぁ……。俺は誰のご機嫌取りでも何でもねーんだよ!」
キリヲが壁をガンと拳で叩いた。ギリと歯噛みする。心底腹立たしい。グンジの機嫌なんざ
知ったことか。自分自身の機嫌も知ったことか。俺は。
「ンなこたわかってるっつーのー」
責任を取れと言っておきながら、グンジはその言葉をあっさり撤回する。キリヲの部屋にある
それだけは居心地が良いと思う大きななめし皮のソファーに飛び乗り、大きな欠伸を一つして
どっかとそれに座った。
「ハラ減った」
「……」
途端いつもの大声を出した。
「ねみー」
「……」
そんな大声出せる内は眠くもないだろうが。
「殺りてぇなー」
「……」
ドクリとキリヲの心臓が大きく脈打った。血をつい今しがた感じたばかり。この手でこの足で。
命乞いを容易く握り潰し、断末魔を踏み躙り――そして浴びせられた言葉。
「俺はそんだけでいいもんねー」
ハラ減ったら食えばいい。眠かったら寝ればいい。殺りたかったら殺ればいい。それだけのこと、
それ以上もそれ以下も求めないし、求めたいとは思わない、とばかりにグンジは手の甲にこびり
ついている血をその舌先で舐めた。
「不機嫌ちゃんならよー、殺りにでも行くー?どーせジジィすることねぇんだろ?」
まー眠いけど付き合ってやってもいいぜぇと恩着せがましくグンジは言った。まだキリヲは背を
向けたまま、ただ、グンジの言葉を聞いている。
「なぁ……」
「んー?」
自分に振り返りもしないキリヲにグンジは間延びした返事をする。
「お前は、自分を、どう、思ってんだ?」
「あぁ?」
いきなりの禅問答めいた問いかけにグンジは思い切り顔をしかめた。
「オイコラ、ジジィ!くだんねーこと聞いてくんじゃねーっつーの!どうも糞もねぇだろ!」
ソファーの上で暴れんばかりに、意味のわからぬ問いかけへの答えをグンジは返す。キリヲは
背後にそんな気配を感じつつも、まだ振り返りはしなかった。
「どうも思わねぇ、か」
――所詮飼い犬のくせに。
言葉が甦る。自分だけではない。自分が命を潰した男は『処刑人』としての二人に対して言った
のだ、飼い犬と。
「つーか、ンなくだらねぇこと考えてっから俺が来たの気づかなかったんじゃね?」
グンジは隙だらけだったぜぇと笑った。
「くだらねーこと、か」
死に逝く命が吐いた言葉が、そんな言葉に囚われる自分が、そしてそんな問いかけが。キリヲは
振り返った。グンジはひっでぇツラしてんな!と大声で笑う。
「つーかよ、てめぇが誰とか考えるくらいなら、食って寝て殺ってる方がよっぽどいいぜ」
「おーおー、そのチンカスレベルの脳みそじゃあ難しいこたぁ考えられるはずもねぇよなぁ」
「何だと、ジジィ!」
キリヲにグンジが飛びかかる。パンチを放つグンジの右腕を左腕で止め、右腕でクロスカウンター
をキリヲが放てば、グンジがその拳を顔の直前で掴んだ。
「こーじゃねぇとなぁー!」
「てめぇのレベルに合わせてやってるっつーことを忘れんな、バーカ」
ピリ…とした空気が二人の間に流れる。だが、それは一瞬で、二人同時の笑い声でその空気は
掻き消えた。
「俺らはよー、とりあえず何でも楽しめばいいんじゃねぇのー?ジジィだってよ、ンなとこ来た
のは遊びてぇからじゃん?」
遊び、たい――?
「イグラにも飽きてよー。ほら、俺ら強ぇし?別に王がどーとか興味ねぇし?」
飽きた――。
「したら、もーいつかなんて覚えちゃいねーけど、アルビトロが『君たちは選ばれし人間だ』とか
キモ悪ぃことほざいて、勝手に『処刑人』なんて呼び出したろ」
選ばれし――。
「まーおかげで、遊べんじゃん。楽しいじゃーん。そんでいいじゃんよ。てめぇをよ、どう思おーが
何だろうが、楽しきゃ」
「さすがだな、チンカス野郎」
「ジジィ!」
「蚤レベルの脳みそが考えそうなことだ」
だが、それも悪くない。いや、それがいい――。
単純な、おそらくはたったそれだけのことで(覚えていないはずだ、『処刑人』になった経緯など)
トシマに来たのも、イグラに参加したのも、『処刑人』として此処に生きるのも。


飼い犬と罵りたいなら罵ればいい。
どう見られようと、それは『飼い犬』に対する負け犬の遠吠えに過ぎないのだ。強さに抗う弱き者
が強さに唾吐こうと、それは所詮弱さに還る。そして命を失うだけ。
「くだらねぇな。強きゃそんなセリフ、吐く余裕もねぇ」
「ジジィ、何んだよ、もうボケたのかよ。最近独り言多くね?」
汚れた夜空の向こう、赤い月が光っていた。



終。



うっふっふ。
ふふ。
超 ハ ン パ !!! ごめん、狗好きさん……
つか、どのセリフが思いついて書きたくなったのかわかると思う(苦笑)


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ソリッドじゃないでしょ、ソリドでしょ。
指摘してくれよ(笑)


今日Rビンさんが狗サイト作るの楽しみにしてる発言をしてくれたので、処刑人は
ないよと言ったら「どうせ書くってー」と言ったので、尚更書かないと否定したのですが、
ワタシの意見など聞きやしません。
観赤と同じポジションなんだっつのと言ったら、ワタシを赤澤受けの人だと言い始め、
しまいには赤澤の可愛さについて語り始めました。そんな鬱陶しいお昼前。
今日はキャベツとザーサイで炒飯作って食べたのよ。


狗サイトは作っても12月だなぁ。
千菊終わらないことにはとても無理だし、サイトを作るにしてもプロットきっちり立てて、
期間限定な感じで。1本の話を書ききれたら満足なんで。
ドラマCDは聞かない方向でやろうかと思ってんだけどね、それはまずいかなぁ。
でもなー。それでいいじゃん。いいと思うよ。多分平気よ。
んー。
結局ジャンルは一つやめても一つ増えたら一緒よね。世知辛い。


さーグンキリ続き続き。

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風邪かしら……
寒気もちょろりとしたが、それは外気が寒いだけって話じゃないのか?
とりあえずは大事を取ろう。
いいかげん部屋にホットカーペット敷こうよ。


昨日グンキリ書いたらモトアキを書いてよとおしゃまなリクを受けました。
うーん、ワタシん中にコレだーってもんが降りてこないとダメなんだよなぁ、自分萌えの
ないカップリングって。今回のグンキリも「あ、このセリフ言わせたい!」ってのがあって
書き出したって感じなんで。モトアキは……モトアキは……なんかアレでできあがってる
感ムンムンなんだもん。
でも、お友達日記読んで、祭まで10日を切ったことを知り泣きそうです。
だって、ワタシ、25日から27日まで予定入ってるんだもん!3日分ネタ仕込んで
おかないとダメってことじゃないスか。
まだ連載の流れが決まってないんだから、ホンキやばいんですけど。


とりあえず今日グンキリ仕上げて、千菊祭に猛進したいと思います。
げほげほ。



★一言メールお返事
>ロビンさん
うん、妄想で補給して(笑)メールだと結構難しいよねー。打つときにふと冷静になりそうで。
グンキリは多分日が変わる頃には仕上がってると思う。鍋いいねー。忘年会考えなきゃ。


き あ ぬ