uchie◎BASSMAN’s life

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2003年07月21日(月)
■即興演劇

東中野で友達が出演する即興演劇を見た。小さな演劇小屋で、いかにもインディーな感じがライブハウスと同じ雰囲気だった。例えば、下北沢の屋根裏みたいなところ。
即興演劇を見るのは初めてだった。脚本がないのである。客が紙に書いたお題目でショートストーリーを作っていくのだ。これは難しい。かなり頭の回転をよくしないとできたもんじゃない。数人のグループで劇をやるので、やっている本人たちも話しがどう転ぶかわからない。ひとりのアドリブでとんでもない方向へ行ったら、あとはそれに合わせるしかない。それもまた面白い。
もし自分がやったらなかなかうまくできないだろう。しかし考えてみれば日常会話も言ってみれば即興なんだ。人と話しをしていて、言葉のキャッチボールがうまくいくとプロの芸人並に面白いときが誰にだってある。
楽しいコミュニケーションは実に絶妙な掛け合いと絶妙な“間”なんだ。音楽とて同じで、バンドでも今日見た即興演劇の感覚を生かしたいと思った。