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題名に、「日記と言うよりメモ」の言葉が含まれた場合は、 母の様子や入院等についての内容が書かれています。 ここに、ガンのコトが少し書いてあります。


2002年06月29日(土) 日記と言うよりメモ(外泊)

朝、母からメールがきた。

主治医から外泊して良いって。

いっつも急でこっちも嬉しい反面、正直焦る。
受け入れ体制が整っているわけではない。

母の寝床を用意する
着替えを用意する(タオル等含む)
食べ物、飲み物を用意する
それだけでなく、
母本人からのリクエストだってある。
こっちの都合は一切なし。
あってもナシ。
そうしないと対応できないもん。
体調によってはできないこともあるけど。


はじめての夜からの外泊。
日曜からの外泊だと月曜に、私達のどちらかが
会社を午前中、休むコトになるのを気にして
母が、19時から翌日20時迄を希望した。

家に帰る前に、母の着替えを取りに戻る。
何でも良いと言っても
何でも良くないのが母だ。
スカート2点・アンサンブル2点を持って
病室で、本人に選ばせるコトにする。
簡易式の車椅子を持っていくか
悩んで病院に持っていった。

はじめて母に車椅子を見せたが
意外と受け入れた。
本人にも不安があるのだろうと妹が言った。
かもなぁ。
取りあえず夕食は病院で済ませたので、
20時少し前に3人で帰ってきた。

居間にある楓の写真を見て涙を流す母。
つられる私は、母の傍からすぐに離れた。
ちょっと泣いて落ち着いたのか、一眠りする。

ウトウトしながらサッカーを見たり
話をしながら家族で過ごした。

21時
父は夕食を済ませる為外出している。

お風呂に入ってすっきりしたーと
ニコニコしてる母。
明日は何しようか?
銀行!!!
即答だった。
病院入ってると、自分のお金が
使わないから溜まるでしょ?
そうなのよね、くっくっく。
やー!今の笑い方、守銭奴みたいよ
あははは
三人で笑った。

やがて母はまた眠った。


体調は安定していたと思った。


25時から体調が崩れ出したが
こんなになるとは思わなかった。
私はそれに気がつかずに熟睡していた。
妹は寝られなかったようだ。


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