誰かのコト 私のコト
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題名に、「日記と言うよりメモ」の言葉が含まれた場合は、
母の様子や入院等についての内容が書かれています。
ここに、ガンのコトが少し書いてあります。
動物病院へ電話をし、すぐに楓を連れて行った。
年だから、目や耳が不自由になるのは自然なこと。 耳や目が多少きかなくなっても、命に別状はない。 医者からそう言われた。
目も白くなってきているから、 この目薬を1日何回でもさして下さい。 それより心臓が心配ですね、 雑音もするし、腹水も減らないね。 塩分は厳禁です。水分も量を守って下さい。 食事の様子は注意深く見守ってください。 12歳だからあと2〜3年は頑張ってもらわないとね。 ドッグフードなら塩分は気にしなくても良い。 お野菜を茹でたのをあげるなら、塩茹でしないこと。 肝臓が悪くなってるので、水分は1度にたくさんあげない。 心臓のお薬は、忘れず必ず毎日1個飲ませる事。
はい。
妹が 飼い主の具合が悪くなったりすると、犬って具合悪くなるって いうのありますよね?と聞いた。 えぇ、犬は非常に敏感だから、そう言うのを 離れていても感じることがあるようですよ。
月曜は母が具合が悪かった。 日曜に私達は親元から帰っていった。
楓に朝ご飯を出した。 少し食べて離れてしまう。 手で餌をつまんで口元に持って行き、 少しずつお皿に近づけると、また食べ始める。 少し食べて、また離れてしまう。 これのくり返しだった。 右にお皿を出したり、大好きなボールを見せても 判らないようで、反応がない。 寝ている所をなで繰り回しても、怒らなくなってしまっている。 恐い。
玄関から離れない。
病院から言われたことを簡単に母に話すと よかった、食欲ないのも老化ね。それなら仕方ないわ。 目や耳のことは明日言うことにした。
父の会社の人がお見舞いにやってきた。 私達はお客さんが来たので入れ違いに父を残し、 昼食を取りに出た。 2組の夫婦がやってきた。 1組は母の病気のことを知っている。 このご夫婦は、二人ともガンに侵されている。 ガン患者同士で、辛さを話すことは精神的にもいいことがあるらしい。 患者でなければ判らない辛さって、たくさんあるだろうな。
もう1組は知らない。 病室で母に会って、父・母のどちらからか病名を知らせたのだろう。 ショックを隠しきれずに病室を後にしたと聞いた。
父も私も妹も会社では、母の病気のことを 1名にしか話していない。 でもなんか様子がおかしいのは会社の皆も判ってるだろうな。
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