恨み辛みを言ったらキリが無いほど吐き出せる。いつまでも終わらないこの虚しさは、何年経っても、切替えができず。墓石に刻まれた文字が雨風で見辛くなってきていることも、自然の成り行きだと流している自分もある。うちの前に、バスが通るようになった。時代は、動いていく、誰がいてもいなくても。少し寂しくなるのは、見送った人々があまりにも一生懸命生きていた人々だから、同じ時代の情報を共有できなくなったことが、残念だ。彼等の存在しない未来、日々歴史が作られていく。