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みかんのつぶつぶ DiaryINDEX|past|will
![]() あれからそれから、私達はなんとかここまで回復してきた。子ども達の淡々とした様子に救われることが多かった私だが、また逆に、言い知れぬ悲しみを抱える苦しみを感じずにはいられず、三人でいても、この家の中には寂しさの吹き溜まりが出来ていた。 一人でも寂しいのに、三人でいると、もっと辛くなってしまうんだ。 臨終の時、通夜葬儀、そしてこの法要、いずれもどんなに人が集っていても、寂しいものだ。いくら言葉を紡いでも、埋まらぬ心の風穴。それならばいっそのこと、そっとそっと過ごし、死者との時間を共有することに没頭したいと思ったりする。 あなたは強いから。 占い師の口から何度となく出たこの言葉の意味。これは、気が強いとか、運が強いとか、そういうことではなくて。 何者にもどんなことにも、理不尽なことだと突っぱねることができる私の性格を意味するのだと悟った。破綻的で破壊性に満ちた性格だと理解されることもある。 悲しいけど、みんなそれとなく元気に過ごしているんだ。 キミも元気で、いつかまた、そう、いつか。
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