みかんのつぶつぶ
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2003年02月27日(木)



ますぐなるもの地面に生え、

するどき青きもの地面に生え、

凍れる冬をつらぬきて、

そのみどり葉光る朝の空路に、

なみだたれ、

なみだをたれ、

いまはや懺悔をはれる肩の上より、

けぶれる竹の根はひろごり、

するどき青きもの地面に生え。

<萩原朔太郎「月に吠える」抄>



幼い頃から竹林が好きだった。
竹のスーッとしたその立ち姿に憧れた。
竹の葉が風に揺れる音に恐怖を感じながらも、
その擦れる音に共感した。

ざわざわざわざわ

しなやかに揺れるその姿には美しさと厳しさがあって、
自分もこういう姿に映る人間になりたいと憧れる。



息子にレタックスが届く。
静かに合格。
入学案内が後日届くが手続きはしなくていい、と云う息子。

竹の葉擦れる音がした。


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