みかんのつぶつぶ
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2001年04月03日(火)

病室に入ると、
まるで『はりつけの刑』を受けているみたいにベッドに横たわっていた。
点滴が見張り番みたいだ。

病室の天井を見つめて、何を想っているのだろう… 想像するだけで落ちこんでしまうから、
なるべく関係ない話題を振りまくことにする。
家では何も食べたくないのに、 なぜか病室についたとたんに空腹を感じる。 彼の顔を見て、ホット一安心するからかな。
売店でお菓子を買ってきては、コソコソバリバリ食べている私を見て、
「ここに何しに来てるんだ・・・」 と言って笑う。 ハーゲンダッツのアイスクリームも、病室で食べるとナゼか、美味しいんだなぁ・・・
一口食べて、そっと差し出すと、素直に口に運んでいる。
何も言わないけれど、きっと美味しいんだよね(笑)

MRIの予約が入っているからと、昼過ぎからずっと待っているのに呼ばれない。 一服しに行くわけにもいかずイライラしていた。
イライラが頂点に達した時に、お呼びがかかった。 PM4:00入室。 30分後終了。 出てきたとたんに「痛い」としかめっ面だ。 それに涙目だったし。
お昼に痛み止めを飲まなかったらしい。 痛いのを我慢してのMRI撮影は、非常に辛かったらしく、こりごりといった感じだ。 さっそくナースステーションに行って、痛み止めを要求していた、よっぽどの事だ。 「痛い」と表現しているが、痛い痛いではないんだな。 「重い」が適当らしく、まるで背中に「子泣きじじい」が乗っているみたいだと本人談である。

私が想像するに、生理痛の子宮が肩にあるみたいな感じではないかと・・・


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