おっと、危ない危ない、私までアメリカ政府の世論コントロールにはまるところでした。当初から今回の事件の根源はパレスチナ問題にあると思っていたけれど、どうも最近の報道は別の方向に行っているようで変だと思っていました。テロリズムのかたを持つ事になりかねないし(自信もなかったし)明言を避けてきました。でも昨日、田中宇さんが論説の中で、アメリカの世論が「テロは許せないが、そもそもなぜこんなテロが起きるのかを考えると、イスラエルがパレスチナ人を弾圧していることをアメリカが支持しているからではないのか」という方向に行くことを防ぎたいアメリカ政府の意図を感じるというような事を書いていたんですよ。カチンときましてね。世論と政策の板ばさみになるのを避ける為に世論の方をコントロールするなんて! 権力とはだいたい、そういうものなのかもしれないけど、そういうものだからこそ常に事の本質を自分なりに判断できるだけの知識を身につけなければいけないと痛切に思うわけです。「よく解らない」「よく知らない」状態で権力に振り回されて大切な物を失いたくないじゃないですか。子供達に手渡す世界の未来の為にも主婦も政治から目を反らせてはいけないんですよ。 (8:40am)