【読書記録】3冊まとめて

…あー…このあたりの時期は忙しくてちゃんと感想をかけていないみたいです。汗 なので、ざざざっとまとめて記載。

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NO.08■重松清「ブルーベリー」p244/光文社/08/04
読んだのに感想を記す時間がなかった作品。面白かったわー!という記憶はあるのですが、内容はあいまい…。すみません;
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NO.09■北村薫「野球の国のアリス」p280/講談社/08/08
ストーリー:それは不思議の国のようで、案外不思議じゃない鏡の向こうでのお話。左右反対なことだけを除けば、ほとんど自分がいた世界と変わらない鏡の向こうで、本来ならばもうできないはずの野球の試合ができると聞いてわくわくする少女アリス。だけど、物語はそんな感嘆には終わってくれなかった。鏡の向こう、左右が反対で、ちょっと違うキャラクターのむこうの友達にあくせくしながら、アリスなりにがんばり、そして野球の試合を本当にすることになるのだが…。はたしてアリスの行き着く先は?

ディズニーで見たアリスは、途中で会う猫や帽子屋がとても気味が悪く、大きくなったり小さくなったり、姉妹には女王様達に追い回されるという描写の印象が強く、私はいまいち得意ではなかったのですが、これはそのような要素はなく、左右逆転してしまうだけでまったく同じ世界を、しかも行き来するアリスが主役でした。笑
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NO.9-2■森博嗣「銀河不動産の超越」p279/文芸春秋/08/05
ストーリー:就職課の人にはあまりお勧めできないといわれつつも、銀河不動産に就職した若干気力のない主人公。そんな新人の彼の元に現れたマダム・間宮さんの依頼で物件を見ていた。そんな中、不意にこの土地を買うからあなたはここに住むようにとマダムに指示され、とても広い少し変わった間取りの部屋に住み始めるのだが――。
森さんのイメージとは違ったのですが、なんとなく理系の方なんだなぁということを髣髴とさせるシャープな文章が印象的でした。本当はシリーズ物にも着手したいのですが――。
2009年07月08日(水)

ワタシイロ / 清崎
エンピツユニオン