りとるのひとりごと。
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通勤途中に霊柩車の保管場所を通る。
割と最近までそのことに気づかなかった。
というのも、狭いスペースにキッチリ入っていて、 手間からは車のほんの先だけしか見えないからだ。
両隣は建物で、車全体は真ん前に来ないと分からない。
なおかつ、車が無いことも少なくない。 近所に葬儀場が沢山あるからだ。
が、一度車が出てきたところに出くわしてしまい、 霊柩車と知って過呼吸になりかけてからは その前を通るのが少し憂鬱になった。
見なければ良いだけのことなんだが、 顔を背けると運転しづらい。
そもそも危ないし。
なので、前を向いた状態で、手をかざして視界を遮っている。
大げさなーと思われるだろうなと思う。
でも私は大真面目だ。 こうでもしないと運転中に過呼吸を起こし事故に繋がってしまう。
20年経ってもまだ霊柩車はダメだ。
この先が思いやられる。
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