りとるのひとりごと。
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2019年01月07日(月) 19年経ってもなお、発作が

いつも通りの出勤。
車を走らせていたら、前に入ってきた車があった。


死んだダンナを乗せた車だ。

あ。マズい、と思った。

家の近くには斎場があり霊柩車もよく見るが、
なるべく視界に入らないようにしてしのいできた。

が、今回は目の前。
道は狭くついていくしかない。

マズいと思った直後にフラッシュバックがきた。

ダンナが死んで運ばれた夜だ。
ダンナの実家に着くとその車もすぐやってきて、
後ろが開いて、棺桶が出てきた。

ダンナの弟が号泣している。
ダンナの叔母が遠方から飛んできていて、
何やら私に話しかけている。

まるで昨日のことのように鮮明に思い出され、
心臓がドキドキし始めて呼吸も浅くなってきた。

いかん、ここで発作を起こしては。
事故になる。
どこかに停めたら、きっと症状が酷くなる。
過呼吸になりながら何とか駐車場に。

エンジンを切って泣くのを堪えた。

なんなん?

もう19年経ったのに。

確かに命日前後はメンタルがとても不安定に
なってはいたが、去年は特に何もなく、
ああ、やっぱり日にち薬よね、なんて思っていたのに。

何でいまだにこんなんになるんだろう。

憂鬱な気分で職場に向かった。

生きている限り、この苦痛は続くのかもしれない。


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