求めるものの違い@離婚に向けて大詰め - 2002年02月19日(火) 喜びの裏には哀しみがあった アタシの喜びの裏に隠れた 彼女の哀しみ 昨日水鳥は 元旦那のお母さんに離婚届の 保証人の名前を書いてもらうために逢いに行きました。 お姑さんの彼女は 水鳥の古い飲み仲間だったんですよ 彼女に自分の息子を紹介してもらったようなもので よく聞く嫁姑の戦いは無かったんです 今まで。 結婚してもよく二人で飲みに行きました 水鳥はよく思ってた なんてできたお姑さんなんだろう と どんなに仲が良くても納得もいかないことも今まであった それは事実ではあるんだけどそれでも 水鳥は彼女が大好きだったんです。 泣き虫なお姑さん 旦那様(お父さん)が サラ金に500万もの借金を隠れてしてて それは全部飲み代だったうえに 親会社の集金してきた金をつかいこんで 家の権利書を取られてる その為毎日スナックで働いてるんだ すごく心の弱い人のようにも見えるけど 意思の強い人だった 時々ふと浮気してるのもわかっているし お父さんの借金が分ってやけになって 7万のスーツを買っちゃったのも知ってるけど どうしても彼女を馬鹿になんてできない お父さんは切れると彼女を殴ってた 包丁を持ち出したこともあるらしい だから彼女は 水鳥がなんで我慢できないのか理解できない たぶんできないんだろう 昔『我慢してほしい』と 元旦那の相談をしたとき言われたから。 でも彼女は 自分の息子が水鳥を苦しめてたってのを知ってて 悩み苦しんでた。 お兄ちゃん夫婦の揉め事もあるし 自分の旦那が借金作って生活苦しいし この1年で15キロ近く痩せたんだもん 凄く凄く辛いんだろう 水鳥は彼女が大好きだ。 大嫌いな奴の親だけど 『親』という目じゃなくって 『友』という目で今まで見てきてたし きっとこれからも。 離婚届を前にサインをするとき ポロポロ涙を流しながらサインしてた。 水鳥はそれを見ても泣けなかったけど 彼女の辛さは感じてた。 水鳥は自由を求めてた 水鳥はどうしても奴から開放されたかった 彼女は水鳥と奴とが もう一度うまく行くのを この1年願ってた。 願いがあまりに違いすぎて どうする事も出来なかったけど水鳥は 彼女に約束したんだ 『4月に子供をそっちの家に泊まりに行かせるね』 子供達もそこにいたから。 子供達は喜んでた。 離婚の意味がわからないから なぜ昨日あったのかわからないから。 彼女から孫を取り上げる気なんて無い 今までアタシを娘として扱ってくれた 友として そして娘として それは一度たりとも変わらなかった。 アタシを拒絶する事も無かったし アタシを他人扱いした事も無い。 それはもちろん『他人がゆえの娘』ではあるけど 本当の親子にはどうやってもなれないけど 時々起こる疎外感はどうしてもあるけど それでも水鳥は 彼女に感謝以外の思いは無いよ 憎んだ事も無い これからも無いだろう。 ありがとう そう伝えた アナタが大好きだったから がんばれた時も沢山あったんだ そう伝えるべきだった この人以上のお姑さんは居ないだろう そう思う 求めるものが違った為に 悲しませてしまった 離婚に際しての後悔かもしれない 悲しませて ごめんね。 今日元旦那に離婚届に印鑑を貰って 明日だしに行くはずだった 仕事場に来るはずだったけど 相変らず遅いから 先に帰ってお母さんに紙を渡しておいたんだ 印鑑もらっておいて って 仕事場からお母さんから電話があった たった今。 『J(元旦那)が話もあるから 明日でいい?って』 印鑑も? 『そう 印鑑も明日だって』 ねぇ 今更になって 離婚はいやだっていいだしたらどうすればいい? アタシ目の前で死んでやろうかと思ってる もしまだ 奴がアタシを苦しめる気なら もし奴が これ以上の憎しみをアタシに与える気なら 明日目の前で死んでやろう 大好きな彼女の 大嫌いな息子 全ては明日。 水鳥。 ...
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