最初で最後の逢瀬 - 2001年12月25日(火) 一人でいるのは寂しいと思ってた でも本当は 二人でいても寂しかった 遠くにいるあなたの心を ただ見つめるしかなかった 2日 いや3日かな? エンピツを見てないだけで 登録が様変わりしてました。 離れていってしまった方々 今までありがとうございました。 新しく登録してくれた これからよろしくお願いします。 不思議なのが 登録数が変わってない事なんですがね さて 23日は好きな人に逢ってまいりました。 もちろんその話ですが 相変わらずダークですので 恋愛系の話が苦手な方 読まないほうがいいです クリスマスチックじゃないから 23日電車に乗って行ってきました。 ドキドキがとまらず緊張の時間です。 やっと出会えて二人で駅近くをぶらぶらしたあと オルゴール館に向かいました。 水鳥がオルゴール館に行きたいと言ったので連れて行ってくれたんです。 その後 オルゴールを自分で買いました。 カノンという曲のオルゴールです 水鳥はカノンが大好きです。 ピアノで唯一弾ける曲でもあるんですよ。 二人でね オルゴール館にいるときは嬉しかった 違うね なんだか幸せだったかも やっと逢えたんだ 隣にいるんだ でもね 隣にいても 手の届かない人だった 隣で水鳥を見て笑っても 寒がってる水鳥にマフラー貸してくれても 話しをしながら ふと水鳥の目を見てくれても それでも 遠くに感じた 孤独が水鳥を包んでた なんだか泣きたくなった オルゴール館を出て 他のネット仲間2人と合流して それでみんなで居酒屋行ったんだ その時から 距離はどんどん離れていった もう水鳥の方を見て笑ってくれない 水鳥に小さく囁くように話しをしてくれない 手が届く距離にいたのに もう手を伸ばす事もできない距離になってた みんなでネット仲間のうちの一人の家に行った なぜかトランプなんてやってみたり マリオカートとかゲームしてた 水鳥はさ 今までそんな事して徹夜なんてしたことないんだ 一晩中飲んでたり カラオケしたり ふらふらドライブしたり そんな経験しかないから トランプとかもあんまり知らないし ましてや ゲームはできなかった だから どうしていいのかわかんなくって 漫画読んだり 一人でうたた寝してた 夜中の3時に タバコ買ってくるとかいって 一人コンビニまで 歩きながら泣けてきて 酔っ払いのオヤジがいて 馬鹿みたいだけど羨ましくなった 好きなだけ酒飲んでさ 家に帰れば居場所があるんだ 金もあってさ こんな時間に一人で寒い中孤独になってる自分が 馬鹿みたいだなって 大好きな人がそこにいるのに 目の前に すぐそこにいるのに どうやっても手が伸ばせないよ 居場所が無いよ って 朝までそんな感じで 7時になった 水鳥は本当はまだまだ側にいたかった でも駅まで送ってもらった その後 鈍行で家まで帰った 寂しくて寂しくて 彼の心にあたしがいないのが痛いほど分って 最後にキスでもしてやろうかと思ったけど 最後だからもう気持ちにけりをつけるべく そうしてやろうかと思ったけど 出来るわけが無かった こんなに悲しく切なくなるのなら 逢いに行かなきゃよかった? 水鳥は間違ってた? 逢っちゃったら もう引き返せないくらいすきになる? 大好きだよ 好きだからこそ もう止めなきゃ クリスマスプレゼントを渡しました 黒い皮で出来たブレスです そんなの趣味じゃない事知ってたけど 水鳥の趣味で渡した 腕についてた水鳥のあげたブレスが揺れるたび なんだか切なくなった 慣れないブレスをつけたせいで 気になるのか 時々触ってみる彼を見て 少し嬉しかった もう今はつけてないだろうけど 昨日だけでもあたしの心を腕につけてたような気がして 彼の腕をいとおしく感じた 水鳥はもちろん何ももらってないよ プレゼントなんてもらっちゃってたら ずっと眺めて泣いてたかもしれないね だからそれはそれでよかったんだと思うよ ただ 帰るときは寂しくて 知らない町々を電車で通り過ぎながら 知らない駅名を眺めて 彼の心を通り過ぎただけなんだろうな なんて思った いとおしい人と逢いました 孤独な逢瀬でした 大好きなあの人は 遠くを見つめてたような気がします あたしはここだよ ここにいるんだよ そう大声で言いたかった 彼は言いました 「手に入れたいものがあるのなら 自分から行かなきゃいけない 泣いてちゃ手に入らない」 あたしは思いました どうしても手に入らないものもあるんだ 泣いても笑ってもね 欲しいものがあるのなら がんばらなきゃいけないと教えてくれました でも がんばっても手に入らないものもある事を教えてくれたのも あなたでした ...
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