巷では、土用の丑の日にちなんで、鰻の売り込みに必死?のようである 土用は、季節の季候が特に良く表れる頃とされ、春夏秋冬それぞれにあるのだが、特に夏の土用というのは気候が厳しいと言われる 食べ物も悪くなりやすく、食欲も落ちたりして、夏ばてになる人も多く出る頃だ 人間だけでなく、実は鰻たちも夏ばてする頃でもある 江戸時代、夏になると、六月に産卵を住ませる為も有って味の落ちてしまう鰻を何とか売りたいと、平賀源内に助けを求めた、商人達 土用の丑の日に鰻を食べて精を付けようと、源内が考え出した「土用の『う』」と、言うキャッチコピー・・・ 今だに使われているのだから、たいした物だとは思う が、実際には、夏は、穴子の方が脂ものっていて美味しいと、私は思う 蜆汁や、酒粕を使った食べ物の方が、疲れた身体には良いとも思っている 後は、ニラや葱、生姜などの香味野菜、梅のジュースや麦茶など 日本人は、地域や気候にあった食べ物を良く取ってきた だから、厳しい夏を乗り越えられてきたのだろうとも・・・ ま、実際には、江戸時代には、コンクリートもないし、クーラーの外気熱もない 井戸水も冷たかったし、家も通気が良かったので、今よりよいかもしれないが、 当時の江戸市中は、ものすごい人口密度だったから、大変だったのは当時も同じだろう 梅雨明けの日差しを頼って梅や紫蘇を干し、朝日を浴びたり、潮風に当たる 糖分のない水分・果物・夏野菜・香味野菜、そして、脂の多すぎない精の付く食べ物を取り、真昼には、程々の休憩を取り、日差しに当たりすぎないように・・ 今の時代には、なかなか難しいかもしれないが、出来る範囲で気を付けたい
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