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2004年01月11日(日) 日曜、快晴

女の子二人とデート。
三人はバランスが悪いと思い友達に電話をするが、14時の段階で睡眠中の模様。
仕方ない。


展示会に行きたいとせがんだのは二人なのに、展示物の半分も見ちゃいない。
元々あまり興味の無かった自分の方がよっぽど見ている。
会場内を半分も回ると既に疲れ顔、そして欠伸のコンボ。
全体を流し見た後、ケーキだの紅茶だの言う二人を連れてどこかに移動することに。


成人式帰りの華やかな若者を横目に見つつカフェを何軒か覗くが、どこも満席。
入る度に店員に待つかと訊かれるが、横を見ると無言で首を横に振っている。
挙句の果てには「マックでいい」なんて言われる始末。
いや、マックにケーキは無いだろう。
さっきの展示会でしくじった気になっているので、少々意地になる。


何とか座れた店で、自分にはコーヒー、二人にはリクエスト通りのアップルティーとケーキを。

「紅茶、苦い」
「横のシャーベット、苦い」

展示会もカフェも不評。
こう段取りが下手なのは、最近とんとデートなんかしていないからだろうか。



「今日さ、楽しかった?」

帰り道に訊いてみると、二人ともが笑顔で頷いた。
気を遣ってくれているのかも知れないが、実はこの子たちなりに楽しかったようだ。


「寒いから早く帰ろう」

二人と手を繋いで歩く日曜の夕暮れ。
温もりを感じつつ、たまにはこんな休日も悪くないと思った。


この二人は親戚の小学生(8歳)と幼児(6歳)だけど。


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