♡迷子♡ |
2005年02月08日(火) |
例えば、ある瞬間に、ふと気が付いてみると、 これまで、正しいと思って、ただひたすら 歩んで来た道が、実は、暴走して来た果てに 辿り着いた場所であったり、もう二度と、 後には引き返せない絶壁である場合、 人間は、改めて、現在の自分の居場所と、 自分という存在意義について再考するであろう。
どうして、後悔なんてしてしまうんだろう… どうして、盲目になってしまったんだろう… いつだって、謙虚に生きてきたつもりだったのに。 大切な人にとって、プラスとなる存在でありたい。 心から、そう願いながら、歩んで来たのに…
信じる気持ちだけは、人一倍に強いと思っていた。 信じる気持ちさえあれば、 どんな苦難でも乗り越えられると思っていた。 でも、それが実現するためには、 揺るぎない確かなモノという存在が、 絶対に不可欠であった。 あらゆる不安や心配をも凌ぐほどの…
私は、昔から極度に心配性だった。 常に相手の事を心から大切に思い遣っていたい。 自分の中に存在する相手の占める割合が、 自分自身よりも相手の方が大きくあって欲しい。 そのような状態である時が、 最も安定していて落ち着く事を知っているから。
でも、心配するという行為が行き過ぎてしまうと、 それは、相手を信じていないという事になる。 その時、相手にとって自分という存在は、 プラスになるどころか、疎まれるものとなる。 心底から不信感を抱くような事がなければ、 過度に心配してしまう心理にはならないはずだから。
もしも、ふとした瞬間に、行き場を見失ってしまったら、 例えストッパーが操作不能になってしまっていても、 ただただ迷子になってしまった事に戸惑い嘆く前に、 いったん何とか立ち止まって、内省してみる必要がある。 道は必ずしも真っ直ぐ平らに伸びているものではないから、 いかに障壁を乗り越えて歩んで行くのかは自分の意志次第。 そのためには、間違って歩んで来た道を振り返る事も大切だから。 今まで見過ごしていたもの、今後に必要なものが見えてくるはず…
決して目を背けず、恥じずに誇りを持って歩んで行こう。
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