♡ルミナリエ♡ |
2004年12月13日(月) |
今日から、神戸の三ノ宮で、ルミナリエが始まったみたい。 ルミナリエと言えば、彼氏との思い出のビッグイベントなのだ(^-^)
今から3年前の2001年12月23日、私は彼氏と初めて会いました。 場所は、神戸の三ノ宮。 一度も会った事のない彼氏と会うために、はるばる電車に乗って 一人で行きました。私にとって、初めての冒険でした。 当時は写メールなんてなかったから、顔だって知らなかったの。
待ち合わせ場所は、三ノ宮駅前。 三ノ宮には、友達や元カレとも遊びに行った事があったので、 怖くはなかったんだけど、やっぱりドキドキでした。。 落ち合えるまで、1時間以上も掛かっちゃったよ** 携帯で「レトロなバスの前におるよ。」と言われたのを覚えているよ。 当時は「レトロ」って、どういう意味か分からなかったのだ(^_^;)ゞ 携帯で「どこどこ?」とアタフタしていた所を見られていたみたい… 彼氏は、グレーのセブンに乗っていました。 金髪で男っぽいラフな格好をしていました。 想像していた通り、私とは違う世界の人みたいでした。 そういう部分に、私は憧れて惹かれていたんだ。
初対面の人の車に平気で乗り込んじゃって、大丈夫なのかなぁ… なんて、少しも警戒する事なく、二人でドライブをしました。 私って、けっこう無防備なのかなぁ…真に受けやすいし。。 なぜか勝手に携帯のアンテナをお揃いの光るやつに変えられました。 「俺の運転は酔うでー。俺自身も運転していて酔うし。」って 言われて、つい笑っちゃったよ。生関西弁にも嬉しかったり☆ミ 思っていたほど、バカみたいにお喋りな人ではありませんでした。 むしろ、イメージとは正反対で、大人っぽいクールな感じでした。 でも、おもちゃのガチャガチャに飛び付くほど、おこちゃまでした。 今となっては、自称おこちゃまのオッチャンなんだけどね(・・。)ゞ
ルミナリエは7時からだったので、それまでモザイクへ遊びに行き、 軽く喫茶店でジュースを飲んでから、次に六甲山へ行きました。 そこに小さな展望台があって、そこでたこ焼きを食べました。 本場でバリバリの関西人と食べられて感動しちゃったよぉ(*^_^*)♪ 青海苔はいらないって言ったら、おいしいのにって言われました。 本当にしょぼい展望台で、ガッコンガッコン揺れていて、 「きっと下で誰かが必死こいで回しとるんちゃう??」と言われて、 涙が出るほど笑っちゃいました(ノ∇≦*)やっぱり関西人だぁ☆ その1、2年後、その思い出の展望台は、閉鎖されてしまいました(ノ_・、)
六甲山のお土産物屋さんで、お買い物をしました。 家族と友達と…それから、元カレの分も。。 そう、当時は、まだ元カレと付き合っていた最中だったのだ。 でも、もう恋人なのかどうかも分からない状態でした。 くされ縁なのは今も変わらないけどね…(ーー;) でも、私が元カレと別れたがっていた事を知っていた彼氏は、 その翌日の夜「彼氏と別れて俺と付き合わへん??」と言われて、 略奪?乗り換え?その辺りは曖昧だけど、彼氏が恋人となりました。 そして、その時、元カレのために買って渡せずにいたお土産は、 その1、2年後、彼氏への思い出のプレゼントとなりました。
4時過ぎ頃に六甲山を下りて、ルミナリエの方面へ向かっていると、 大渋滞に巻き込まれてしまいました(>_<)この調子だと、駐車場も 見つけられるか分からない状態で、最悪の場合、ルミナリエを 一目も見ずに帰らなくちゃいけなくなってしまうかもしれない… 時計の針は、5時6時…と、どんどん過ぎていき、ルミナリエを 諦めて駅に向かうか、帰りが遅くなる事を覚悟でルミナリエを 見に行くかという、最大の決断に迫られました(>_<*) 車の中では、沈黙…でも、せっかく来たのに見す見す帰るなんて… それに、可能ならば、ずっと彼氏と一緒にいたかったもん。。 だから、ルミナリエを見に行く事に決めました!!これも冒険でした。
何とか駐車場を見つけられて、元町駅の群集の最後尾に付いたのは、 7時過ぎ。それから、ゆっくり一歩ずつたくさん歩かされました。 途中で何度も携帯がブルブル鳴って、その度ごとに恐怖でした** 外は寒くて真っ暗。どこを歩いているのかも分からなくて、唯一、 頼れるのは初対面の彼氏だけでした。群集に紛れていると、何だか 怖くなってきて、ふらふらしていたら、彼氏が腕を組んでくれました。 ドキドキが止まらなかったよぅ(*>_<*)でも、不安は吹き飛んだよ。 ルミナリエよりも、彼氏と一緒にいられる事に幸せを感じました。 このまま現実逃避して彼氏と一緒にいられたらいいなぁと思いました。
それにしても、一体いつになったら、ルミナリエが現われるんだ?? 地元では、クリスマスデートと言えば、近場の神戸のルミナリエが 代表的で、私もそれに憧れていたのだぁ(p^_^q)♪どんな物なのかは ポスターで見かける程度で、彼氏が持って来てくれたパンフレットを 見てから、ますます楽しみになりました。でも、実物は遠かった… 何だか騙されているような気がしてきて、ただワケも分からず群集に 付いて歩いて行くだけ。。何だか期待外れな感じだったなぁ(-.-;) 歩きながら、必死で家に帰ってからの言い訳を考えていました**
でも、ちょうど9時前頃だったかなぁ… 急に群集の足取りが早くなり、歓声と共に目の前に光が広がりました。 これが待ち望んでいたルミナリエなんだぁ・:*:・( ̄∀ ̄ )。・:*:・ 光がいっぱい!!寒空の下だったから、温かい気持ちになりました☆ミ 何だかエキゾチックな雰囲気でした。みんな夢中で携帯やデジカメで 撮影していたよ。私と彼氏は感動して、ただ黙って見上げていました。 雨が降ったら感電しないのかなぁって、不思議に思いました。 ここへ辿り着くまでは、ちっとも進まなかった群集の行列も、いきなり 早足になって、もっとゆっくり見ていたかったのになぁって思ったよ… 2時間くらい歩かされて、実際に見ていた時間は30分もなかったもん。
最後は、広場に大きな円形のルミナリエが装飾されていました。 本当に眩しいくらいに光り輝いていたよ(*^.^*)今でも覚えています♪ 周囲に屋台があって、何か食べる?って聞かれたけど、少しでも早く 家に帰らなくちゃと思い、本当はゆっくりしていたかったんだけど、 何も食べずに、お土産も買えずに、そのまま駐車場へ向かいました。 実は、親友カップル(現在夫婦)が翌日にルミナリエへ行くと言っていた ので、ちゃっかりお土産を頼んだのだ(*'ー'*)♪ ルミナリエの下で、彼氏は隣でスパスパとタバコを吸っていました。 当時は何も言わずに我慢したけど、付き合い出してからは禁煙を促し、 その1、2年後、私の身体のために、彼氏は見事に禁煙を遂行したのだ☆
幻想的な光の世界が目の前から消えた瞬間、一気に現実に戻りました。 顔面蒼白でした…時計を見たら10時前。ただでさえ、遠出をしていて、 こんな夜遅くまで一度も家に連絡を入れずに…もちろん初めてです。 両親と顔を合わせる恐怖と、早く家に帰らなくちゃという焦りと、 彼氏と別れたくないという寂しさで、ゴチャゴチャ困惑していました。 ルミナリエの事なんて、すっかり頭から消えてなくなっていたよ… 「遅くなったの俺のせいやし、家まで車で送ろうか??」と言われて、 嬉しかったけど、車だと家に着くのが翌日になっちゃうと思うから、 新神戸駅から新幹線で帰る事にしました。
何とか終電までに間に合って、新神戸駅のホームでお別れです。。 やっぱり泣いちゃったよぅ(p_q*)もう二度と会えないかもしれなくて… でも「またいつか会おうな。」って言ってくれて、当時は、遠距離だし 再び会えるなんて信じられなかったけど、離れたくないという気持ちは 確かにありました。それが、恋愛感情だったのかは今だに謎ですが… クリスマスだから、手作りクッキーをプレゼントしました(*-.-*) それを渡そうとしていたら、新幹線に1本乗り遅れて、ショック!! でも、姿が見えなくなるまで、手を振って泣きながらバイバイしたよ。 私にとって、幼い頃から、新幹線のホームは別れのイメージが強くて… 元カレは、いつも飛行機だから、空港まで見送りに行った事はないし。
新幹線の中では、座席に座る事もなく、ずっと真っ暗な外の景色を 眺めていました。どうか、今日という日が、夢で終わりませんように… ずっと心から願い続けていました。
地元の倉敷駅に着いたのは、夜の12時前!! 危うく日付けが変わるところだったよ(・・。)ゞ 超心配性な両親が駅で数時間も待ち続けていてくれたみたい… 特に母親は、泣いているのか怒っているのか、よく分からない状態で、 気が狂ったかのように私を大声で叱り付けました。 当時は、まだ退院して3ヶ月しか経っていなかったから、余計に心配を 掛けてしまったみたい…自分でも当然だと思い、ひたすら謝りました。 必死で耐えて、何とか切り抜けて、家に帰って、お風呂に入って、 お布団の中に入った途端、急に恐怖と不安と寂しさに襲われました。 まだ当時は、彼氏との交際という秘密を一人で抱え切れずにいたから… それと、その夜は、彼氏から何の連絡もなかったから…
このまま本当に夢で終わってしまうのかなぁって思うと、 とても遣り切れない気持ちになりました。 嫌われちゃったのかな…これで最後だなんて絶対に嫌だよ… 様々な不安を抱えながら、心の整理もできずにいました。
すると、翌日の夕方頃、お仕事帰りにメールをしてくれました。 彼氏も、ずっと私と同じ想いでいた事を知らされました。 そこからラブラブの日々の始まりだよ(*'ー'*)♪
でも、私は、最初から、それが冒険の続きだったと気づいていました。
|
|