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2004年05月06日(木) |
生花をドライフラワーにしたがる気持ちって、何だろう… 人間はどうして思い出という過去の存在を実体に留めようとするの? 失う事が怖いから??何か心の支えとなるものを求めているから?? ううん…私にとっては、思い出なんて絶望に過ぎない。 だって、現在という時空には、もう存在しないものなんでしょ??
ここに、常道からはぐれてしまった愚かな人間がいる。 過去に縛られ、未来に怯える、どうしようもない人間が… でもね、私はずっとバカみたいな生き方に憧れていた。 外界からの束縛を物ともせず、何の確信的根拠も一切なく、 ただひたすら無我夢中で一点に向けて駆け抜けて行けるような… ずっと自分には不可能であると思っていた。
グチャグチャなお部屋にポツンと一人で座っていると、 行き場もなく迷い込んでしまった宇宙にいるような気分になる。 変だよね。私は今までずっとここで生活してきたじゃないの。 でも、ここには絶望的な過去しか存在せず、 未来への道は閉ざされている。 私はここを終着駅にしなくちゃいけないのかもしれない。 確かなものなんて、まだ姿も形も全く見えないけれど…
全てが儚く思えてしまうのは、自分がまだまだ未熟である証拠。 実体化する能力なんてね、全ての人間が 持ち合わせているはずがなくて、 今という時間を生きる事に対して満ち足りているように感じられるのは きっと儚さも何もかも幸せへと繋いで行ける能力があるからだよね。 無能な私は今、全ての事象が怖くてたまらない。 もうこれ以上、過去の思い出に縛られたくはなくて…
どんどん過去になっていく日々に怯えて背を向けてしまう。 今がどんなに楽しくても、その瞬間を過ぎてしまえば過去になる。 私は、今という時間を未来へと持続させて行けるような確信的な 安定性を常に求めてしまう…例えそれが偽りであっても。 今はただ一途に信じる事しかできなくて… 失う事が怖い…裏切られる事が怖い…思い出にすがって生きていく事も できなくて、目に見えない未来を切り開いて行く勇気もなくて、 今の私は生きている価値もないよ。
全てをリセットして前へ突き進んでいくためには、何が必要なのかな? 今一番の恐怖は、再びゼロからスタートする事への不安感ではなくて、 今後も過去を作り上げて行かなくちゃいけない事への恐怖だった。 もう過去なんていらない。未来だけを信じて歩んで行きたいから… でも、人間は足跡を残さずには歩けないから、結局は過去を受け入れて 自分をごまかさずに心底から信じて歩んで行くしかないんだね。
絶対なんて言葉は、よっぽどの勇気と自信がない限り 言えない言葉だけど、今なら確かな証拠がなくても信じて 頑張れるような気がします。 どんなに不安でも、どんなに辛くても、一生懸命な自分に誇りを持って 生きて行けるような、そんな自分らしさになりたい… そして、誰かに必要とされ、誰かを必要として生きていく生き方が、 当たり前のような幸せに巡り合える事を信じています。
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