白馬鹿日記

2009年07月18日(土) 引越し前日

というワケでワシではないぞ。
例のと言っても誰も知らんな。友人のオーストラリア人女性が明日帰国する。もしかしたら今夜はウチに泊まりに来るかもなどとも言っておったのだが期待に応えられるような関係ではないので念のため。そういう男女の友情もあるのだよ。
というワケでどうするのか連絡を待っていた所、13時前に電話が掛かって来た。正直かなりルーズな人なのであまり期待していなかったのだがこれは感心。と思ったら大間違い。電話口で泣いておるから片付けが済んで感極まったかと思ったら全然片付いておらず自我崩壊していたらしい。やりかけの仕事を放り出して急行。急行しても1時間ちょっとの距離。久々の遠出じゃ。

珍しくも地図を正しく暗記できたようで一発で現着。分別とか仕分けとかを一切無視した豪快なゴミの山発見。非常にまずい予感。ドアを開けるとまだ人が住んでいる、と言うよりはモノだらけゴミだらけで人が住む場所がねえだろと言う部屋出現。気が遠くなるのを我慢して部屋に入ると見えない部分や引き出し等の中までモノ満載満タン。頭痛と吐き気が始まる。ああ見なきゃ良かった。これを今日中に片付けるのはもう絶対完全完璧に無理。後から手伝いに来てくれたイギリス人の女性が「アンタ、タバコ吸うんでしょ」と。火ィ点けろってか。確かに一番簡単確実だが来週の日食を見られなくなるので却下。近所のリサイクルショップの人なども呼んでチマチマと進めるが2時間作業しても全く進んだ気がしない。日本人の友人2人も来てくれて精神的に大きな支えにはなったのだがいかんせん不要物を移動する先が無いのだ。片付くハズが無い。都心ではどこにでも出没する不用品引取りの軽トラックが通ったのでざっと値段を聞いたが少々キビシイお言葉。こりゃもうバックレしかないのかと思ったその時、リサイクルショップの人が仲間の不用品処理業者を連れてきてくれた。話してみると先払い一括5万円で引き受けてくれると言う。実質的には大きな金額だが相対的には激安であろう。是非もなく応諾し月曜日に来て貰う事になった。と言う事はワシが行くしかないんだよなあ。ちぇっ。せっかくの連休がと思いつつも選択肢が無いからなあ。因果な性格だな。ただのお人好しなのかも知らんが。

イギリス人の女性に彼が全部処理してくれるしアナタの必要なモノはアナタの家まで運んでくれると出鱈目な英語で伝えると驚きと喜びで目を輝かせた。いったい彼は誰なのと聞かれたので神様じゃないかなと言ったらこの日初めての大笑いをしてくれた。をを通じたつうじた。出費は痛いがそのうち返して貰えると信じるしかない。何より全部やりますと言われた瞬間の開放感幸福感安堵感と言うモノはタダゴトではなかったのだ。きっと悪徳商法とかもこういう手口を。いやいやいや。そういう比べ方をしてはイケマセンね。

モノ依存とか買い物依存とかアミニズムとかただ単にだらしが無いとかまあどれかは知らんがそういう人はいるんだなあ。やっぱり。友人宅でディスカバリーチャンネルを見ていた時にそういう特集があった気がするがわが身に関わるとは思わんかった。お人好しが貧乏籤を引くと言う最悪に近い結果だがそれでも片付ける算段ができただけマシなのかも。大きな不幸に慣れると小さな不幸が幸運に見えるモノなのかもしれないね・・・
ハァ。

深夜に追記。ヒメアリ関連。というワケで勝利宣言を出したとたんに復活。
まだまだ戦いは続く。らしい。
くそっ。


 < 過去  もくじ  未来 >


うるま [MAIL]

My追加