白馬鹿日記

2008年11月07日(金) 手術当日

というワケで本日執刀。ワシが切るワケでは無いよ。当たり前だな。
昼前に築地へ。午後からの手術という事はわかっているが午前の部が何時に終わるのか、文字通り終わってみないとわからない。そりゃそうだよね。早めに着いて母親と世間話。励まし元気付け等は一切無し。だってねえ、手術中は本人に出来ることってあんまりないワケで頑張らにゃイカンのは全てが終わってから。で、その前に面会できるらしいので励ましはその時でよろしい。もちろん不安だろうから世間話で気を紛らわすのが一番であろうと。ま、ワシの憶測ではありますが。

13時過ぎに手術室へ。意識明瞭なままだが多分そのまま切るワケではあるまい。手術階専用エレベータのドアまで見送り。連絡用の院内PHSを受け取り、それからは飯食って後はひたすら本を読んで時間を潰す。2時間半ほどで連絡が来た。順調という事か。回復病室階の説明室に来てくれとの事でさっそく向かうと既にドクターが待っていた。素早い人だ。開腹部位の状況と切除部位の所見を伺う。特に問題なさそうとの事。痩せていたので時間が短くて済んだとの事。質問はと聞かれたが問題無しなら聞く事も無い。お疲れ様でありました。

さらに2時間。ストレッチャーを病室に運び、ついでに上に乗ってる母親も運んでもらって麻酔が覚め始めたところで2度目の呼び出し。病室へ向かう。最初は肩をゆすると薄目を開ける程度だったのが15分ほどで意識がだんだんハッキリし始めた。脈拍102、血圧130/65、呼吸20、酸素飽和度99%で安定している模様。但し酸素マスク付き。脈なんぞワシより綺麗。最初のひと声は「ここどこ?」次が「水飲みたい」。水はダメだが手術が完了してドクターの所見が良いという事を伝える。ナースに頼んで湿らせたでっかい綿棒で口の中を拭いてもらう。少しはスッキリした模様。意識がはっきりするに従って痛みを訴える。ほんの数時間前に腹を切ったばっかりだからこれは仕方が無い。今夜はツライだろうねえ。面会を早めに切り上げ帰り際にナースに痛みを訴え始めた旨伝える。ドクターの指示を聞いて痛み止め投入。再び眠り始めたのを見届けて帰って来た。

という事で、とりあえずはひと安心でいいのかな・・・

帰りに八重洲BCへ。実に久しぶり。文庫のフロアしか見なかったんだけど、何か少し点数が減っているような気が。それともワシの読みたい本の傾向が変わったのかな。平家物語の現代語訳が何種類か出ていたので、最初のページだけ見て一番違和感のなさそうな感じがしたヤツを購入。その他もろもろ、となるハズだったのだが結局3冊だけしか買わんかった。珍しい事もあるもんだ。


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うるま [MAIL]

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