白馬鹿日記

2001年08月15日(水) アングラーとしてのプライド・180円(税別)

Scomber Japonicsなどとエラそうに言ってみても、所詮はサバである。夏場、シイラやカツオを釣っている時の外道No.1なのだが、今年はまだ1尾も釣っていない事に気がついた。漁師に聞くと、カツオが入る前は釣れていたという。もちろん深場にはいるのだが、相模湾で通常使うルアーで探れる範囲ではないらしい。やっぱりもう秋の海だ、異常気象が生態系を狂わせて云々といった高尚な事ではなく、実はサバの塩焼きが食いたくなったというお話。例年ならイヤでも釣れてしまうサバを、金を出して買うという行為が非常に理不尽に思えてしまうのだ。勿体ない、買うほどの事もない、今度は釣れるのではないか、ついには買うのは敗北主義ではないのか、とまで思い始めた。苦悩2時間、自問し苦慮した結果、やっぱワシ食いたいもんね〜という結論に達し、粛々と買い出しに行く。政治家方面の方々はここで怒ってはいけない。別にからかっている訳ではないぞ。馬鹿にしておるのだ。わはははは。ゴマサバ半身180円、スーパーで購入。アングラーとしてのプライドかけて思い悩んだ2時間の代償である。たかが180円で悩むな、などと思った奴はヒョウモンダコに喰われて死ぬが良い。大切なのは思い入れである。
なお、本当はマサバの方が美味しいのだが、アタると怖いのでゴマサバをチョイス。〆サバにする訳ではないので、どっちでもいいんだけどね。ちなみに文頭の学名はマサバで、ゴマサバは何だかオーストラリア系になるらしい。どういう根拠で決まっておるのかねえ??


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うるま [MAIL]

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