2001年12月25日(火) |
ヒカ碁コミックネタバレ |
『ヒカルの碁』15巻が出ました〜♪ 表紙は佐為。背表紙も佐為。なんか意味深。そしてサブタイトルは「さよなら」。ってまんまですがな。 中表紙のほったさんのコメントが笑えました。曰く「アニメを見るなんてコンバトラーV以来かも」だそうです。 ふ、古い(笑) コンバトラーV…古すぎです、ほったさん。今どきの若者は知らんですよ。(知ってる自分が何気にイヤンな感じですが…年代がバレそうで)
さて、佐為失踪事件はこの際置いておいて(置いておいちゃダメだろう)15巻はアキヒカファンにとってはなかなかグーな巻であります。 見どころは劇的なヒカルの成長ぶりと衝撃(笑劇?)的なアキラさんの壊れっぷり(笑)
そしてそんな彼の言動にいちいちツッコミを入れまくる私。
まずアキラのモノローグ。 「なぜボクはキミを追い、なぜキミはボクを追うのか」 …それはね、運命よv 私の頭の中はどうやら放置された蜜柑のごとく腐っているらしい。
それから突然対局を休むようになったヒカルに対して。 ダン!(壁叩き)「進藤っ!」 和谷が驚いてるわよアキラさん(汗かいてるしな…余程アキラが怖かったのだな和谷よ)。くっくっく、ヒカルに会えなくて悔しいのね〜! いやホント、この人の反応には笑わせて頂きました。期待を裏切らない人だよ。はぁ〜ビバアキラ。(ド●フ?)
そしてアキラファンには(可笑しくて)涙ものの名シーン、ヒカルの学校の図書室に乗り込むアキラ、驚くヒカル。 「な・何しに来たんだ!」 「進藤」「なぜ若獅子戦に来なかった」「なぜ手合いも休んだ?なにか理由が?」 矢継ぎ早にヒカルを質問攻めにするアキラ。どうでもいいがヒカルの質問には答えちゃいない。人の話を聞けっちゅ〜の。 海王中の制服を着たまま乗り込んで行って出た言葉がそれなのか。 しかも他所の中学の図書室で「打たないだとっ!!ふざけるなっ!」と声を荒げて周りに迷惑をかけまくってます。 ふざけてるのはおまえだ。 この人、本当に優等生なんでしょうか?
おまけに図書室に土足で踏み込んだ挙句(推定)、その足のまま更にヒカルを外まで追いかけて叫んだセリフは 「なんのためにプロになったんだキミは!」 「ボクと戦うためじゃなかったのか!!」 ヒカル、そんなこと言ってたっけ? 塔矢と戦うためにプロになったとか何とか…言ってたかなぁ? うーん、なんて素敵な思い込み。 いや事実そうなんだけど、ヒカルにハッキリ宣戦布告される前からここまで思い込むことができる性格って一種の才能かも。
いやぁもう素敵すぎて笑いが止まりません。 塔矢アキラ…笑いのツボを押える天才です。最初から最後まで名シーン満載ですよ。 次の巻は多分『伊角の碁』でアキラの出番が少ない筈なので、今のうちに堪能しておこう。
最後に、ちょっと真面目になって横に置いておいた「佐為失踪(というか消失)事件」について。 「ヒカルのばかっ!」とか色々とコドモみたいなことばかり言ってた佐為ですが、「別れたくなかったのに」と思ったことは嘘じゃなく、寧ろヒカルと離れたくないというのが一番の本音だったのでしょう。 だからこそ消える直前の「楽しか一一」と最後まで言えなかったセリフは悲しくて重みがあります。こういう、突然の別れというのは辛すぎるから、できれば佐為に戻ってきてほしいなーというのが私の願いなんですがねー。これってもう何度も書いていることですが。
最近のヒカ碁の展開を見ていると、佐為なしで話が進みそうな感じもしますけど…ちょっと寂しいな、やっぱり。 だってヒカルをあそこまで成長させたのは、半分は佐為の力なんだし、最後まで見守ってほしいです。 ここのところ急激に大人っぽくなってしまったヒカル。佐為との出会いがアキラとの出会いに繋がり、佐為との別れによって迷いを吹っ切り、アキラへの闘争心を更に煽る結果となったのは何とも複雑な感じです。喜ぶべきなのか、悲しむべきなのか。 どこかで別の子供に取り憑いてないかな(願望)。成長したヒカルがある日、どこかで見たような碁の打ち方をする子供に出会って「ああっお前は佐為!?」とか。そんなのあるわけないって。 せめて最後にもう一度戻ってきておくれよ佐為ー! せめて、せめてちゃんとお別れをしてくれ! こういう突然のさよならって胸の辺りがモヤモヤするのよ、イヤなのよぉー! はぁ、これからどうなるんでしょう。
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